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とっさの右足、打球を止めた 二松学舎大付エースの気迫

2017/08/13 9:12
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 二松学舎大付の左腕エース市川は六回、1点を奪われ、なおも1死二、三塁を迎えていた。明桜の4番山口の4球目。足もとを抜けそうな打球に右足を出した。ボールは足に当たって止まり、目の前でワンバウンド。急いで本塁へ送球し、三塁走者をタッチアウトにした。

 「粘り強く」。市川にとって重い言葉だ。今年1月、市川は「もうやめたい」と仲間に弱音を吐いた。昨秋の東京都大会で帝京に逆転負けを喫した。その後の練習でも何をしてもうまくいかない。厳しい走り込みで心も折れかけた。中学時代、東京の練馬中央シニアでチームメートだった三塁コーチの佐藤は「好打者でエース。憧れの存在がこんなになるなんてびっくりした」。だが、佐藤らはあえて厳しい言葉を浴びせ続けた。バテている姿をみれば、「粘りが足らないんじゃないか」と。

 4月の春季東京都大会でも日大三に1―16のコールド負けを喫した。ところが最後の夏を目前に控えた5月ごろ、市川は変わった。「打たれて当然。でも粘り強く投げる」と開き直った。

出典: asahi.com

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