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【アマゾンブックス】コーヒーショップ併設型NY新店!日本の本屋にはできないこと?

2017/09/03 9:34
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【アマゾンブックス】コーヒーショップ併設型NY新店!日本の本屋にはできないこと?

オープン直前のNYミッドタウンのアマゾン・ブックス(7 W34th St New York NY 10001)。ニューヨーク市内ではコロンバス・サークルに続いて2店舗目、コーヒーショップ併設型ではシカゴ、ボストンに続いて3店舗目となる。

 ■ネット通販最大手のアマゾンは29日、同社のリアル書店「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」をNYヘラルドスクエア地区にオープンした。11店舗目となるアマゾン・ブックス(7 W34th St New York NY 10001)はエンパイア・ステート・ビルディングの前にあり、ニューヨーク市内では5月にオープンしたコロンバス・サークルに続いて2店舗目となる。

 「ザ・ショップス・アット ・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」の3階にある約100坪のアマゾン・ブックスに対して、ミッドタウンにオープンしたアマゾン・ブックスは150坪と店内が広い。オレゴン州ポートランドに本社を置くコーヒー生産販売企業のスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)のコーヒーショップが入っているのだ。

 コーヒーショップを併設したアマゾン・ブックスはシカゴとボストンにもあり、アマゾン・ブックスでは3店舗目となる。アマゾンブックスの営業時間は朝9時~夜9時まで。一方、スタンプタウン・コーヒー・ロースターズは朝6時30分~夜9時までとなっている。

アマゾン・ブックスでは「キューレーション(特定の視点を元に、データ等の情報を収集し、整理し、選別し、一般に共有すること)」で本を訴求している。フィクション、ノンフィクション、面白い、面白くないに関わらず「1万件以上のカスタマーレビューが付いた本」で括り陳列しているのだ。上段の中央には近藤麻理恵氏の英語版「人生がときめく片づけの魔法」がある。

 アマゾンは2015年11月、シアトル近郊にアマゾン・ブックス1号店をオープン後、2016年9月にサンディエゴ郊外に2号店、同年10月オレゴン州タイガード地区に3号店をオープンしている。今年に入って2月にマサチューセッツ州デダム地区に4号店、3月にはシカゴ近郊のレイクビュー地区に5号店、4月にはマサチューセッツ州リンフィールド地区に6号店をオープンしている。

 5月にはコロンバス・サークルに7号店目、6月にはニュージャージー州パラマス地区のウエストフィールド・ガーデンステートプラザSCに8号店目をオープンし、8月24日には「365バイ・ホールフーズ・マーケット」があるワシントン州ベルビュー・スクエア・モールとカリフォルニア州サンノゼのライフスタイルセンターのサンタナロウ内に同時オープンしていた。

 年末までに北カリフォルニアのウォルナットクリーク地区のブロードウェイ・プラザSCやロサンゼルス近郊のウエストフィールド・センチュリーシティSC内にもオープンを予定している。

シリコンバレーで最も注目される起業家であり投資家であるピーター・ティール氏の書籍「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」が好きならこちらの本も気に入る、という括りのコーナー。

 100坪~200坪となるアマゾン・ブックスは多くの点で通常の書店と異なっている。すべての書籍の表紙を正面に向けた陳列方法「面陳(面陳列)」「面展(面展示)」を採用しているのだ。セクション毎にカスタマーレビューや予約注文数、売上データなどを参考にしたキューレーション(括り)展開による分類も異質だ。

 最も異なるのはカスタマーレビューはあるものの、プライスカードによる価格表示が一切されていないことだ。アマゾン・ブックスはアマゾンのオンライン価格と同一にしているのだが、アマゾンはダイナミック・プライシングを採用している。需給状況に応じて価格が毎日のように変動しているため、店頭での価格表示が電子値札でもないかぎり不可能なのだ。

 そのため、店内にあるスキャナーで本の裏表紙にあるバーコードをかざすことで表示されるようになっている。スマートフォンのアマゾン・アプリにあるカメラ機能によるスキャニング撮影でも検索でき、価格が表示されるようになっている。アマゾン・アプリのカメラ機能はバーコードだけでなくOCR(光学式文字読取装置)としても使える。

 読み取った画像から書籍タイトルの文字を認識し、検索できるようにもなっているのだ。アマゾン・ブックスにはキンドルやファイアTVなどの製品も販売しているが、製品の形状からも検索できるのだ。

 アマゾン・ブックスの際立った特徴に、決済がキャッシュレスということがある。クレジットカードやデビットカードのみの支払いで、現金決済ができないようになっている。アマゾン・ブックスではアプリから支払える決済機能も追加されている。アマゾン・ブックスではレジ近くにPOPで「アプリからのお支払い」と案内している。

 利用者はアマゾン・アプリのカメラ機能で、POPにあるQRコードを読み込むと利用者のアカウントにアクセスするQRコードが表示されるのだ。それをレジ係りのスタッフにスキャニングさせることで、アマゾン・アカウントから支払いが可能となる。アマゾン・アカウントに登録しているクレジットカードで決済できる他、ギフトカード(ギフト券)の残高からも支払いが可能となるのだ。最近ではドラッグストアチェーンのCVSで、現金をアマゾン・アカウントに入金できるようにもなっている。

 アマゾンのレジ不要コンビニエンスストア「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」の公開がシステムの不具合で送れているが、アマゾン・ブックスは着実に店舗数を増やしている。

➡こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾン・ブックスでは書籍の棚割りに「キューレーション(特定の視点を元に、データ等の情報を収集し、整理し、選別し、一般に共有すること)」を使っています。

 特に重要なキューレーションが「この商品を買った人はこんな商品も買っています」です。アマゾン・ブックスではこのキューレーションを「この本が好きなら...(If you like)」で訴求しています。つまり「この本を読んで気に入った人はこちらの本も気に入るでしょう」という括りで本を陳列しています。

 アマゾンは電子書籍リーダーのキンドルを持っています。それでキンドルから得たデータで「ページ・ターナー(Page Turners)」というキューレーションで並べています。「読み始めてから3日以内に読了した本」という本の括りであり「読み始めたら、ページめくりが止まらない」ほど面白い本なのです。残念ながら、日本の本屋や書籍チェーンには真似のできないキューレーションとなっています。

 アマゾン創業者でCEOジェフ・ベゾス氏が語った「私たちはモノを売って儲けるのではなく、お客様の購買決定を助けることで儲けているのです」をよく考えてください。

出典: vpoint.jp

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