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カメラとお出かけ ほろほろ街(マーチ)vol.3 ぎのわんヒルズ通り(宜野湾市)

2017/08/08 2:00
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カメラとお出かけ ほろほろ街(マーチ)vol.3 ぎのわんヒルズ通り(宜野湾市)

 青い空、青い海を涼しいお店で、おいしい料理を味わいながら眺めたい。夜景も見たい。音楽も聴きたい。そんな夢をかなえてくれる街、宜野湾市の「ぎのわんヒルズ通り」(旧普天間でいご通り)を、記者がほろほろ(ぶらぶら)した。

 2階の大きな窓から景色が見渡せるカフェユニゾン 1 は開店から約12年、通りを象徴するカフェだ。お昼は「沖縄文化食堂」、夜は「沖縄文化酒場」と銘打って、県産食材にこだわった料理やドリンクを提供。店内では月替わりの展示会も開かれ、ライブなどのイベントも多い。県内作家のアクセサリーなども販売しているほか、市場の古本屋ウララ(那覇市)の常設販売コーナーもある。

 ランチで人気のガパオライスはドリンクセットで1300円。オリジナルメニューのパインもろみ酢ソーダ(単品500円)は、5月に開いた「発酵食品フェア」で提供した期間限定メニューだったが、好評で通常メニューとなった。

 店長の田代哲也さん(31)は東京出身。「ここから見える景色にゆったりと癒やされながら働いています。食材から文化まで、さまざまな面で沖縄にこだわっているのがユニゾンの魅力」と笑顔で話す。

 「生地のスーパーしゃりま」の2階にあるオリーブオイル専門店「オリーブ・オブ・シャリマ 2 」は、9月に10周年を迎える。新鮮なオリーブオイルは、野菜を味わうようなみずみずしさ、ヘルシーさが特徴だ。

 ラストゥルッチ・仲本純子さん(40)が「一番搾りの中の一番搾り」と語る「フレスコ・ディ・フラントイオ」、同店オリジナルの「オーライブ」などが人気。テキスタイルデザイナーとしてイタリアに滞在中、オリーブに出会った仲本さん。「イタリアでは添加物が一切なく、搾りたて。苦手だったトマトも、新鮮なオイルを掛けると食べられた。

 1番人気は麦パン(ホール420円、カットもあり)で、すぐに売り切れてしまうのだとか。店内には根強い人気のジャンボバーガー、贈答用によく売れるブラウニー、注文を受けて作るジャーマンケーキなどが並ぶ。

 ヨーグルト食パンを買った山本洋子さん(47)=会社員=は「パン好きなのでいろんなお店を巡ったが、ここのパンはとってもおいしい。値段もお手頃だし」と魅力を語った。

 メキシコからやってきた観光客が「懐かしい味だ」と喜んだそうだが、店主の神里千代子さん(69)は「メキシコには行ったことないよ」と話す。同じ場所で沖縄そば店を開いていたが「タコス屋をやってみたい」という友人に触発され、約30年前にメキシコ料理を研究し始めた。

 コーンの粉の調合に試行錯誤を重ね、14年間かけて到達したパリパリのトルティーヤは、その日の湿度によって粉の分量を変えるほどのこだわりだ。「お客さんに喜んでもらえるのが一番の楽しみ」と語る。ちなみに、きっかけになった友人がタコス屋を開くことはなかった。「はっさ。まったく別の仕事をしているよ」と笑う神里さん。

 日が暮れると、通りの向こうに夜景が輝き始める。カフェやバーの窓からも、北谷町美浜の観覧車などが見える。バー「ミルベッソ店 5 」では、6人編成のサルサバンド「カチンバMUNDO(ムンド)」のにぎやかな演奏が響いていた。

 人気メニューはキューバ料理「ピカディージョ」(ひき肉といろいろ野菜のトマト煮、800円)。ラム酒を使ったモヒート(700円)は取れたてのミントの香りが爽やかだ。南国の味とリズムで夢見心地の記者は、きらめく夜景を見ながら徒歩で帰宅したのだった。

 ぎのわんヒルズ通りの魅力の一つが夜景。天気がよければ夕方以降、夕焼け色に染まっていく空の下で北谷町美浜の観覧車が光り始める様子を、通りから眺めることができる。カフェなど店舗の窓からも夜景を楽しむことができる。

 一方でお昼の景色は今、刻々と変化している。米軍基地の返還地(キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区跡地)が通りに面していて、造成が進んでいる。病院や公園、住宅などができる予定だ。通りと美浜の間に横たわる夜は真っ暗な空間にも、数年後には街の明かりが輝いているかもしれない。

 もっとも夜景がどのように見えるかは、返還地に街ができてからでないと分からない。Tetera店主の神里千代子さん(69)は「病院なんかは高層になるだろうから、夜景を見るなら今のうちだはずよ」と早めの来店をうながしている。

出典: ryukyushimpo.jp

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