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トランプ氏慎重論に折れる? 米朝会談、板門店は見送り 過剰な和平ムード懸念

2018/05/11 4:29
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 史上初の米朝首脳会談は、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店ではなく、シンガポールで開催されることになった。歴史的な会談として演出し、支持率上昇につなげたいトランプ米大統領は板門店での開催に意欲的だった。だが、4月末の南北首脳会談で朝鮮戦争の「終戦」への期待を高める舞台となった板門店で開かれれば、「和平」ムードが前面に出過ぎて、米朝会談の最大の焦点である「非核化」の行程を巡る議論がかすみかねないことなどから、米政権内に慎重論があったもようだ。

 米朝会談を巡ってトランプ氏は、南北首脳会談で両首脳が手をつないで境界線をまたぐ平和的な様子が米国内でも大きな注目を集めたことから、検討を進めていた中立的な第三国ではなく、板門店での開催に関心を持ったとみられる。

 かつてテレビ番組の司会を務め、北朝鮮から解放されて帰国した米国人3人を出迎えた10日未明も「午前3時にこれほど視聴率が高いのは初めてだろう」と述べるなど、自身の露出度を気にするトランプ氏。南北分断や米朝対立の象徴である板門店は、米朝会談への米国民の関心を高める上で適切と考えた節がある。

 それでも米政権内には、現職の大統領が朝鮮半島にわざわざ出向くことが、北朝鮮側に譲歩したと解釈される可能性があるほか、板門店で開催すれば、米国ではなく仲介役の韓国が目立ちかねないという懸念もあったとの見方が広がっている。場所が限られる板門店では世界から集まる報道陣を収容しきれないと指摘する米メディアもある。

 一方、外交ルートも準備期間も乏しい中で、トランプ氏が初の米朝首脳会談を急ぐ背景には、大統領就任から1年3カ月以上経過した今も支持率が伸び悩む現状への焦りが透ける。

出典: nishinippon.co.jp

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