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「バンド+YouTuber 」ラブリーラブリーが拓く新しいバンドスタイル

2017/12/06 12:00
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「バンド+YouTuber 」ラブリーラブリーが拓く新しいバンドスタイル

 動画共有サイトYouTubeやTwitterなどのSNSを駆使し、新しいスタイルの音楽活動に挑んでいる男女編成5人組バンド、ラブリーラブリー。コンセプトは「バンド+YouTuber」。5月に結成したばかりだが、YouTubeで配信した代表曲「初投稿」が再生回数1万回を超えるなど独自のプロモーションで頭角を現しつつある。

 近年、芸能事務所に所属せず、インターネットを駆使したセルフプロデュースで発信力と影響力を高めている著名人が増え、芸能活動のあり方が大きく変わりつつある。そんな新しい時代の流れを受け、ラブリーラブリーはバンドマンとして新しいセルフプロデュースの形をつくり上げようとしている。

 メンバーのムン・ヒジュ(ボーカル)、HAPPYベス男(ベース)、そしてバンドの発起人でプロデューサーを務めるtaka-cと共に、彼らの思い描く新しい形のバンド像を見つめてみた。

個人で発信しているYouTuberは多いんですが、バンドという形で発信しているYouTuberはいなかった。そこでバンドの新しいモデルケースをつくりたいと思い、ベス男さんに「一緒にやりませんか」と提案したのが今回のプロジェクトの始まりです。

僕は以前所属していたバンドを脱退したタイミングで、次どうしようかと考えている時に、沖縄の後輩であるtaka-cから連絡がありました。彼が持ってきたアイデアに共感して、一緒にバンドのコンセプトを練って、それに沿ったメンバーを集めることにしたんです。

女の子のボーカルが欲しくてずっと探していたんですが、なかなか適役の子が見つかりませんでした。毎晩のようにベス男さんと集まってSNSでシンガーソングライターを探し合っていました。そこでビビッときたのがムンちゃんだったんです。

当時、韓国に留学に行っていたんですよ…。所属していたアイドルグループを辞めて、自分のルーツを学ぶために語学留学をしている最中でした。実はバンドに誘ってもらった時、留学期間があと数カ月残っていたんですが「これは絶対にやりたい!」と思って日本に帰ることにしました。

動画共有サイトYouTubeを使って、個人のライフスタイルや考えた企画などを映した動画を編集して投稿している人たちのことです。YouTube内に投稿されている動画には、クライアントが広告を出すことができるんです。再生回数が多くなるほど広告費用は高くなっていく仕組みになっていて、投稿者であれば誰でも広告収入を得ることができるんです。

そんなバンドが生まれたら、所属事務所に頼らずセルフプロデュースしていけるし、自分たちで考えた面白いことをやりつつ、影響力と発信力をつけられる。そんな思いでベス男さんに声を掛けたんです。

今は企画物を中心にアップしています。例えば初ライブを韓国でやったんだけど、そのついでに『韓国で同じ出身地の人を見つけるまで帰れま10』というのをやりました。

あとは「1日1LOVE」って言って、1日1回ラブソングをカバーして投稿しています。そのような歌のコンテンツは忘れずに、全ての動画でボーカル2人が指揮を執りながらコンテンツを増やしていっています。

バンドとしてのYouTubeの使い方って、ライブ映像やミュージックビデオ(以下MV)をアップするだけだったんだけど、こういったステージ外の時間とか、ライフスタイルも切り取って発信してみたかった。

僕が中学生の時とかって、好きなバンドは普段どんな生活しているのかとか、メンバーとどんな話をしていてどんな考えをしているのかっていう、ステージ外での人間的な姿も知りたかった。バンドマンといえど、音楽以外でも面白いコンテンツは作れるし発信できると思う。

ネットで沖縄料理や韓国のことを検索していたらたまたま僕らのことがヒットして、その動画を観てラブリーラブリーのことを知ってくれる。そういう音楽との出会い方でも良いと思うんです。

全く想像していませんでした。ラブリーラブリーをやる半年前までアイドルをしていて、その時に身体を張った企画をするとか似たようなことはしていたんですが…。まさか当事者として動画を発信する側になるとは思っていなかったです(笑)。

曲作りはがっつり力入れて作っています。4カ月で3曲をMVの段階まで仕上げました。そしてシンガーをしているYouTuberへの楽曲提供を3曲しました。

僕たちの曲作りは、まずテーマを決めることから始まります。テーマさえ決まればすぐに曲を仕上げられる。常にテーマ決めのためのキーワードを探すようにしていて、SNSなどで話題になったワードがあれば、ホットなうちに曲に仕上げて発信することを心掛けています。

今発表している「初投稿」「弾いてみた」「愛してるゲーム」の3曲は、それぞれYouTubeやSNSで話題になったワードにちなんだタイトルをつけているんですよ。

僕らはラブリーラブリーというバンド名なので、クリスマスやバレンタインデーといった「ラブ」を連想しやすいイベントには、しっかりスポットを当ててラブソングを作っていこうと思っています。

自分が仕事でYouTubeというコンテンツに触れ続けてきたので、この先もずっとトレンドを追っていきたい。どの年代が聞いても共感できる楽曲を発信していきたいですね。

常に最先端の子たちにアプローチし続けて、その子たちが親になって子どもができたときも、YouTubeを通してその子たちにも楽しんでもらえるバンドになってほしいですね。

それこそオレンジレンジが良い例だと思います。僕らが小学生の頃はポップロック色あふれるバンドだったけど、今は電子音を入れた曲を発表したり、音楽性を広げながら今も成長していっている。

2年前に発表した曲の『SUSHI食べたい』がSNS上で注目されたのも、リアルタイムにオレンジレンジを通ってきていない今の10代にも分かりやすい仕組みを曲に取り入れて発信できたからだと思います。そうすることで、改めてオレンジレンジを聴くきっかけをつくっていたと思うし、勉強になります。島の先輩としても。

まず初MVとなった「初投稿」には、いろんなYouTuberの方に出演してもらっています。「あるてぃめっとよにん!」っていう4人組YouTuberにも出演してもらいました。

撮影日に1人急用が入ってしまって3人のみでのMV出演になってしまったのですが、参加できなかったメンバーを後日撮影した2本目のMV「弾いてみた」の中ではその人に主人公として出演してもらいました。ファンからしたら「だから1本目には3人しかいなかったのか!」という発見を作ることができます。

アクシデントを活かした形ですが、そういった仕掛けをつくれば、彼らのファンを含め多くの人にYouTuberという〝文化〟に触れてもらえるきっかけづくりができるんじゃないかと思います。

3本目のMV「愛してるゲーム」についてなんですが、最初は「大っきな輪」という仮タイトルで沖縄にちなんだ曲を作って、MVには沖縄で話題になっている女の子を起用しようと考えていました。

出典: ryukyushimpo.jp

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