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「三井の寿」中国酔わす 人気の秘密は漫画「スラムダンク」との縁

2018/01/10 21:30
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「三井の寿」中国酔わす 人気の秘密は漫画「スラムダンク」との縁

 【北京・川原田健雄】福岡県産の日本酒「三井(みい)の寿(ことぶき)」が中国で人気を集めている。高い関税が課せられる日本酒は中国では高級品だが、昨年6月の販売開始から約4カ月で約1万本を完売。新酒が出来上がり、今月にも中国での販売が再開される見通しで、注文中の飲食店が心待ちしている。人気の秘密は、日本のバスケットボール漫画「スラムダンク」との意外な関わりにあった。

 スラムダンクは鹿児島県伊佐市出身の漫画家、井上雄彦(たけひこ)さんが1990年代に少年誌で連載したヒット作。個性的な高校生たちがバスケットを通して成長する姿を描いた物語は、若年層を中心に人気を呼び、アニメが放送された中国でもバスケブームをもたらした。

 酒造会社「みいの寿」(福岡県大刀洗町)の井上宰継(ただつぐ)専務(47)がスラムダンクとのつながりを知ったのは約10年前。作者の井上雄彦さんが詩人の伊藤比呂美さんとの対談本の中で、3点シュートを得意とする人気キャラ「三井寿(みついひさし)」の名前が「三井の寿」に由来していることを明かしていた。

 「せっかくの縁。三井の寿の知名度アップにつなげられないか」。着目したのは酒瓶のラベルだった。三井の寿の日本酒度は超辛口のプラス14。三井寿の背番号も14だったため、「+14」を大きくあしらったユニホーム風のラベルを作り、2012年から売り出した。

 昨年6月からは、輸出業者と協力して中国・上海などで販売を開始。ほとんどが飲食店向けだったが、漫画との関連を知ったファンたちから、インターネット上で「かっこいい」「どこで買えるの?」という書き込みが相次ぎ、出荷した約1万本は9月までに完売した。品薄のため四合瓶1本6千~1万円の高値で取引されたが、日本での注文をしのぐ勢いで一気に売り切れたという。

 「かつてのスラムダンクファンは今30~40代。購買力があり、高級酒を楽しむ志向もある」と井上専務は分析する。杜氏(とうじ)も務める井上専務は「辛口でぐいぐい飲めることも中国で売れた要因。日本酒の良さを広めて売り上げを伸ばしたい」と意気込む。

出典: nishinippon.co.jp

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