Receive up-to-the-minute news updates on the hottest topics with NewsHub. Install now.

人作りだけしていても町は作り直されていかない?!

2017/04/30 13:25
62 0
人作りだけしていても町は作り直されていかない?!

 先月の記事に引き続き、「まちづくり×ひとづくり」について書きたいと思います。昨今の地方創生において町づくりと合わせて人づくりが語られており、それを加速度的に生み出す「チーム」というものについて前回は書きました。今回は、実際に「町づくり」という文脈の中で「町の機能」をどう創るのか?について書いていきたいと思います。 今、町にどんな機能が求められているのだろうか?  「町の機能」と聞いた時、具体的にどのようなものを想像するでしょうか。 「そりゃぁ、暮らして行く上で必要なことだから買い物できる場所とか、移動しやすい手段とか、住む場所とかじゃないか」と考えられるかもしれません。  「いやいや、それはハードの話だ!本当に必要なのは、地域自治の寄り合いの仕組みとか、なにかチャレンジしたい人ができるような場所と仕組みとかじゃないか」と考えられるかもしれません。  しかし、大事な視点がこの話では抜け落ちてしまいます。大事なのは、「どのような未来が来ることが予想され、その上でどのような町にしたいのか。そのために必要な機能は何であるのか?」ということだと思います。 それぞれがもっている「前提」を無くし、創り上げて行く感覚が必要です。 ではどのような未来が予想されるのか?  私たちは現在、人口減少社会を生きております。今までの町の機能は、「人口が増えること」を前提として考えられてきました。  「ここの地区には、人がこれぐらい住んでいるから公民館をたてよう!(これからも増えるから、一旦建ててから足りなければ増やせばいいや)」  「子供が増えたから子供専用のスクールバスを作ろう!(老人も増えてるから、その他の人向けのバスも走らせておけば大丈夫だろう)」  「人は増えるから店を出せば売れるだろう、店を出そう!(そんなにこだわらなくても買う人はいるだろう)」と。  しかし、これからは人口が減り続けます。今すでに起きていることとして、地区公民館は稼働率が著しく低く(年に5回も使わないところが多数)、バスも専用に分けることで空席が多い状態で運行しています。ネットショッピングなども一般的になってきていますので、わざわざお店に行かなくてもほとんどのものは買えてしまうのです。  このまま進めば2100年には日本の人口は約6000万人になっていくのだろうと思います。そう考えれば、私たちが「町」に抱いている「前提」を大きく大きく壊して行くことがまずは求められます。  つまり、「人口が減り続けることでより豊かになる町の機能に、抜本的に作り変えて行くこと」が今、重要なのです。 ではめざすべき町の姿とは?  過去に比べ、技術の進歩などにより、時代の移り変わりは想像以上に早くなっています。「時代の変化に合わせて変わり続けることができる町」が本質的に求められているのだろうと思います。キーワードは柔軟性と流動性です。そしてそういう町を作り続けることができる人を育てることも同じぐらい重要なのです。だから、「まちづくり×ひとづくり」が言われているのだろうと想定されます。 ハードが多い事だけが重要なのではないのだろうと思う。 町の機能として各人が行ったことを迎え入れ、求め合う事が大切  「じゃぁどうやって作って行くのか?」という話になりますが、それは、まだまだ私たちも分かりません。これから本格的に力を入れていくところなのだろうと思います。  その上でいくつかポイントになる部分はあると考えます。一つは町づくりのプロセスを大きく変えていきます。  今までは総合計画などができて、それを住民に落として行くということが基本であったように思いますし、少し進んでいる自治体でも、基本的には行政が10年計画のようなものを作り、それを元に進んできたように思います。  しかし、それでは時代の変化に合わせて変わり続ける町も人もできません。大事なのは「まずは自分たちがやりたいことをやってみる」ことであり、それを「町の新たな機能として迎え入れて行くこと」なのだろうと思います。 民泊修学旅行は町の機能としてどのような役割があるのだろうか?  例えば、ですが、「お花畑を作りたい!」という思いの住民の方がいて、お花畑を作ったとします。今までであれば、「なんかあいつが変なことやってるよ」としか周りは思いません。しかしこれを「人口が減り続ける中でこの花畑はどのような役割があればいいのか?」という思考で町の機能として迎え入れた場合には、「じゃぁ外からきた人がここでくつろぎ、心を癒し、この町を強烈に印象付けるような町のシンボルという機能にしよう」となるかもしれません。そうすれば、周りの人は応援してくれるようになります。また、「シンボルにするのであれば、今のままではだめで、ベンチを設置してお茶を飲めるようにしてほしい」「この町を象徴するような花を植えてほしい」などの求めることが生まれます。そういう風に町の機能として迎え入れ、それを強化するために求めて行くことはとてもこれからの町づくりにおいては重要なのだろうと思います。  まだまだ書きたいことはあるのですが、次回に譲ります。 0

 先月の記事に引き続き、「まちづくり×ひとづくり」について書きたいと思います。昨今の地方創生において町づくりと合わせて人づくりが語られており、それを加速度的に生み出す「チーム」というものについて前回は書きました。今回は、実際に「町づくり」という文脈の中で「町の機能」をどう創るのか?について書いていきたいと思います。

「そりゃぁ、暮らして行く上で必要なことだから買い物できる場所とか、移動しやすい手段とか、住む場所とかじゃないか」と考えられるかもしれません。

 「いやいや、それはハードの話だ!本当に必要なのは、地域自治の寄り合いの仕組みとか、なにかチャレンジしたい人ができるような場所と仕組みとかじゃないか」と考えられるかもしれません。

 しかし、これからは人口が減り続けます。今すでに起きていることとして、地区公民館は稼働率が著しく低く(年に5回も使わないところが多数)、バスも専用に分けることで空席が多い状態で運行しています。ネットショッピングなども一般的になってきていますので、わざわざお店に行かなくてもほとんどのものは買えてしまうのです。

 このまま進めば2100年には日本の人口は約6000万人になっていくのだろうと思います。そう考えれば、私たちが「町」に抱いている「前提」を大きく大きく壊して行くことがまずは求められます。

 過去に比べ、技術の進歩などにより、時代の移り変わりは想像以上に早くなっています。「時代の変化に合わせて変わり続けることができる町」が本質的に求められているのだろうと思います。キーワードは柔軟性と流動性です。そしてそういう町を作り続けることができる人を育てることも同じぐらい重要なのです。だから、「まちづくり×ひとづくり」が言われているのだろうと想定されます。

 「じゃぁどうやって作って行くのか?」という話になりますが、それは、まだまだ私たちも分かりません。これから本格的に力を入れていくところなのだろうと思います。

 今までは総合計画などができて、それを住民に落として行くということが基本であったように思いますし、少し進んでいる自治体でも、基本的には行政が10年計画のようなものを作り、それを元に進んできたように思います。

 例えば、ですが、「お花畑を作りたい!」という思いの住民の方がいて、お花畑を作ったとします。今までであれば、「なんかあいつが変なことやってるよ」としか周りは思いません。しかしこれを「人口が減り続ける中でこの花畑はどのような役割があればいいのか?」という思考で町の機能として迎え入れた場合には、「じゃぁ外からきた人がここでくつろぎ、心を癒し、この町を強烈に印象付けるような町のシンボルという機能にしよう」となるかもしれません。そうすれば、周りの人は応援してくれるようになります。また、「シンボルにするのであれば、今のままではだめで、ベンチを設置してお茶を飲めるようにしてほしい」「この町を象徴するような花を植えてほしい」などの求めることが生まれます。そういう風に町の機能として迎え入れ、それを強化するために求めて行くことはとてもこれからの町づくりにおいては重要なのだろうと思います。

出典: vpoint.jp

ソーシャルネットワークにおけるシェア:

コメント - 0