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人口減少社会におけるSET流思考術とは?!

2017/12/29 10:45
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 当法人では、全国No.1やオンリーワンのものが複数存在します。専門性もない若者たちを中心に組織されている当法人で、人口規模3200人という小さな町で、なぜそれが可能になっているのか。今回はそれを作り出す、「SET流思考術」をまとめてみたいと思います。

 まず2010年頃から日本は人口減少社会に突入したと言われています。2100年には約5000万人になると言われています。そしてそれは嘆かれることが多いです。地方でもこぞって「人口増のために移住定住を!」と推進していますが、それは無理な話です。そうして各種制度は限界にきて、様々な問題が噴出しているにもかかわらず、制度自体を根本的に作り直して行こうという動きはあまり起こりません。しかし、制度は人口増加社会を前提に作られています。その時点で限界があるのではないでしょうか。

 例えば、「漁業の後継者問題」。担い手がいないと叫ばれ、担い手をどうにか増やそうとしています。しかし、漁師になるための漁業権をとるには、私が住んでいる地域では2年間の居住証明と、年90日以上の漁師仕事をしたという証明、漁師の方からの推薦、そして理事会での承認と出資金の納付があります。その他に漁船などを揃えると初期投資で100万円以上は余裕でかかってしまうのです。

  これらの制度は人口増加社会の時に、乱獲を防止するために、漁師になる人を少なくしようとして作られた制度です。この制度自体をそもそも変えていかないと担い手が増えるわけがないと思うわけです。「人口が減る」、その前提に立つこと、これによって今まで考えていた思考の前提が崩れるので初めて、大きく物事を変えて行こうというマインドと思考がスタートします。

 次のステップは問題を捉えなおすことです。例えばですが、先ほどの「漁師の担い手不足の問題」。しかし、そもそも人口減少社会の中で、「担い手が減ること」は至極当然の話で、そこには何の問題もないのではないでしょうか。本質的な問題はなんなのか?水産業が衰退することで、この町の産業が成り立たなくなり、町が消滅してしまうからなのか?それとも住んでいる魅力が一つ減ってしまうことなのか?それとも……。

 もし産業が成り立たなくなるということであるならば、担い手を確保するよりも産業が成り立つようにすることを第一義に考えるべきですし、もしくは消滅しないようにその他の仕事を育てて行くことの方が大切なのかもしれません。問題の捉え方自体で解決の方向性は全く違うものになるのです。

 ここまで思考が進めば最後は解決策の考え方です。私たちは「一人一人が輝くためにはどうすればいいのか?」ということを念頭に考えます。なぜか。それは人口が減るということは、一人一人の存在価値、影響度が高まることでもあるからです。また「豊かさ」は人によって違うため、その人に合ったソリューションを作ったり、多様性に耐えられるもの、柔軟性に富んだものが必要になるからです。

 例えばですが、このような思考法で考えて行くと漁業に関していえば、本業は他に持っている「ゆるい担い手」を育て、「漁業×〇〇」で新しいビジネスを起こせるような人材を育てて行くのはどうか、というようなソリューションが生まれてきます。

 私たちは陸前高田市広田町の「まちづくり」の領域でこの思考術を実践していますが、この思考術はどの領域にでも応用可能です。例えばですが、医療にしても医者不足だから、お医者さんをどこかから連れて来ましょう、では成り立ちません。お医者さんの人数が少なくて成り立つ社会をどう創るか、が重要です。なぜかというと日本全体が人口は減るからです。各業界にイノベーションを起こしていける思考術だと思います。

 この思考術はイノベーション思考やポジティブシンキング、クリエイティブシンキングなどを組み合わせたものだとは思いますが、しっかりと確立して行きたいと思っています。そしてトレーニングして行くことで誰でもできるようになります。それによって、日本の未来に「Good」な「Change」を様々な領域で起こしていける人材を多く輩出して行く組織に今後成長していきたいと思っています。

出典: vpoint.jp

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