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共産党大会直前に毛沢東の孫が習近平に蹴り出されたワケとは!?

2017/10/25 2:29
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共産党大会直前に毛沢東の孫が習近平に蹴り出されたワケとは!?

 こんにちは、中国人マンガ家の孫向文です。世界から注目されている中国共産党第19回全国代表大会、略して「十九大」は、2017年10月18日から24日まで、北京で開催されました。十九大の直前に、習近平国家主席が、胡耀邦の婿や劉少奇の息子ら江沢民一派を全国代表委員から外されること以外に、毛沢東の直系の孫である毛新宇までもが外されることに、中国国内はもとより、海外でも大きく注目されています。

 しかし習近平はこの度、就任以来となる毛沢東崇拝のイベントを開催しました。これはまさに毛沢東の威光を借りること。すなわち中国の兵法36計「借屍還魂」(しゃくしかんこん:屍を借りて魂を還す)と呼ばれる、毛沢東の死体に自分の魂を入れ替えて大義名分を図ることを意味します。しかしその一方で、毛沢東直系の孫である毛新宇が習近平に露骨に切り捨てられてしまったのです。

 数日前、中国のインターネット上で炎上した動画があります。どのようなものかといえば、習近平がある共産党委員のパーティーに参加した際、毛新宇とすれ違う瞬間、彼を全く無視したのです。そればかりか習近平は、わざと隣の女性軍官とだけ乾杯して、毛新宇に対しては背に向け、まるで透明人間であるかのように振る舞ったのです。これで毛新宇のメンツは丸つぶれ。その時の複雑な表情は、中国国民の前で笑いものになったのは言うまでもありません。

 さて、この「毛新宇」とは、中国国民の間で一体どんなイメージをもたれているのでしょうか?以前「毛沢東思想」を討論する番組で、毛沢東の詩を朗読する時、頻繁に鼻クソをほじる画が映し出され、これが中国国民の間で毛新宇のイメージになってしまったのです。

 チンギス・ハーンはモンゴル帝国の皇帝ですが、中国の歴史教育では「チンギス・ハーンは元という朝廷を作った皇帝、チンギス・ハーンは中華民族の少数民族だ」と教えられています。つまり「チンギス・ハーンは中国人」なのです。さらに言えば、モンゴル帝国は人類歴史上に最も多くの3000万人以上を大虐殺した野蛮な帝国です。

 今回自身が全国代表委員から外れるという件について、毛新宇は香港の『動向』という雑誌で、「習近平政権が俺様の毛家一族を総括するのだ」と抗議して報道しました、しかし抗議の内容は中国国内では決して掲載できません。

 毛新宇が、共産党腐敗の「イメージキャラクター」として世論を悪化させた一方、良くも悪くも習近平は共産党のメンツを保つために毛新宇を蹴り出すことが真の理由だと思います。

 しかし、海外の中国人や日本の一部中国ウォッチャーは、「習近平がこれから毛沢東の影響力を少しずつ中国からフェイドアウトさせる計画だった」という報道がありました。

 僕はこのような計画の可能性は非常に低いと思います。なぜなら、毛沢東はあくまでも“中国共産党の始祖”として、その遺体を火葬することさえ断じて許されません。毛沢東思想を中国から削除することは不可能です。共産党政権が崩壊しない限り、毛沢東の威光を借りることが、一番の得策だということなのです。

出典: vpoint.jp

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