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地方議員は、本当はロマン溢れる仕事

2017/01/31 2:00
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地方議員は、本当はロマン溢れる仕事

 地方議員というとみなさんどんなイメージを持ちますか?  早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会の「地方議会は有権者にどのように見られているのか?」という調査レポートによると、「何をしているか分からない」が56・1%、「いてもいなくても同じだ」が34・9%にものぼります。しかし本当はロマン溢れる仕事だと私は感じます。 【議員の基本的な仕事は監査と政策提言】 住民の皆さんと意見交換しなか=ら世論形成している様子  よく誤解されることがありますが、議員には政策を実行する権利はありません。あくまで実行権(政策執行権)は行政がもっています。議員の仕事はその行政の監査と政策提言であります。つまり様々な発言をしたとしても、行政職員が「やるぞ!」となるか、もしくは、やらざるをえない状況を作らなければ、形にはなりません。  こう書くと、「提言しても反映されるかどうか分からないのであれば、いてもいなくても同じだ」と思われてしまうのもしょうがないのかもしれません。 【政策実現のあの手この手】 定例会の時は分厚い資料を読み込みます  しかし、議員の中には「町にとって本当に必要なことは何か」を考え、思想をもって取り組んでいる方も多くいます。どのようにして市民の声、自身の考えを行政の政策に反映させているのか、ということが気になります。  基本的には1年間に4回の定例会があり、それぞれ2週間~3週間行います。その定例会の間に予算や決算を審議したり、一般質問と呼ばれる政策提言を行ったりして、行政の幹部職員へと意思を伝えていきます。 〈定例会の時は分厚い資料を読み込みます〉  定例会で発言するだけでは形になりません。そのため、定例会がない時期には住民と対話を行い、先進地への視察、委員会活動などを通して、政策を考え、準備を行います。 【仕事の本質は「世論」を作り、町を変える事】 自身の考えか=新聞の一面にのることも  しかし、これだけではとてもロマンあふれる、おもしろそうな仕事には思えませんが、私は議員の仕事にロマンを感じています。そのロマンとは「世論」を作り上げて行くことにあります。  議員自身が思い描く将来の町の姿、それをより明確にし、具体的な政策まで考えて行く。その過程で住民と対話し、賛同を得、仲間を増やす。また時には行政職員と意見交換をしながら、自身の考えを伝えていく。そうすることで、町の中に、「あなたが語る将来の町の姿はいいよね!そうならばこの施設はこうした方がいいのではないか?」「こんな施策があれば理想に近づけるね!」と言ってくださる方が増えてくる。そういう住民が増えて行くことこそ、「世論」を作る事につながります。 〈住民の皆さんと対話し、世論形成している様子〉  その声が行政職員にしっかりと届けば、「住民の多くの皆さんが望んでいるのであればそれはぜひやりましょう!」ということになり、政策へと反映されていくのです。また市長との面会も議員となればしやすくなります。政策実行者の長と気軽に意見交換できるのも大きな利点です。  たとえば、私は人口減少社会を真正面から捉え、「人口が減ることで、より豊かになる社会の実現のために根本的に町の機能を作り直すべきだ」と考えています。この切り口で物事を捉えなおすと、現状の政策に様々な問題があることが分かります。それを住民と語り、全国的な事例を調べ、議会で発言していく。すると少しずつですが、行政職員の返答も変わってきます。また住民も協力者が増えていきます。地方議員だとそれが行いやすいのです。行政単位が小さいからこそ、世論を作りやすいのだと思います。自分が思い描く理想の町を語り、仲間を増やし、現状を変えて行く。まさにロマン溢れる仕事だとおもうわけです。 〈自分の考えが、地域紙の一面に掲載されることもあります〉 【地方議員が子供達にとってかっこよい職業でありたい】  しかし中々物事はうまく進むわけではありません。一人ひとりの意識の変化を促す事はとても容易ではないからです。しかし、若い発想で将来のことを本気で考え、発言している姿はきっと見てくれている方はいます。地方議員で20代の議員は全体で1%しかいません。これから大きく変わりゆく社会を創る若者が少ないのは本当に問題です。だからこそ、議員はロマン溢れる仕事であり、そして子供たちにとってサッカー選手や野球選手と同じぐらい「かっこいい」存在である必要があると思います。私は1年、議員を務め、今地方議員のロマンに気づくことができました。そのロマンを追い求めていきたいと思います。 0

 早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会の「地方議会は有権者にどのように見られているのか?」という調査レポートによると、「何をしているか分からない」が56・1%、「いてもいなくても同じだ」が34・9%にものぼります。しかし本当はロマン溢れる仕事だと私は感じます。

 よく誤解されることがありますが、議員には政策を実行する権利はありません。あくまで実行権(政策執行権)は行政がもっています。議員の仕事はその行政の監査と政策提言であります。つまり様々な発言をしたとしても、行政職員が「やるぞ!」となるか、もしくは、やらざるをえない状況を作らなければ、形にはなりません。

 こう書くと、「提言しても反映されるかどうか分からないのであれば、いてもいなくても同じだ」と思われてしまうのもしょうがないのかもしれません。

 しかし、議員の中には「町にとって本当に必要なことは何か」を考え、思想をもって取り組んでいる方も多くいます。どのようにして市民の声、自身の考えを行政の政策に反映させているのか、ということが気になります。

 基本的には1年間に4回の定例会があり、それぞれ2週間~3週間行います。その定例会の間に予算や決算を審議したり、一般質問と呼ばれる政策提言を行ったりして、行政の幹部職員へと意思を伝えていきます。

 定例会で発言するだけでは形になりません。そのため、定例会がない時期には住民と対話を行い、先進地への視察、委員会活動などを通して、政策を考え、準備を行います。

 しかし、これだけではとてもロマンあふれる、おもしろそうな仕事には思えませんが、私は議員の仕事にロマンを感じています。そのロマンとは「世論」を作り上げて行くことにあります。

 議員自身が思い描く将来の町の姿、それをより明確にし、具体的な政策まで考えて行く。その過程で住民と対話し、賛同を得、仲間を増やす。また時には行政職員と意見交換をしながら、自身の考えを伝えていく。そうすることで、町の中に、「あなたが語る将来の町の姿はいいよね!そうならばこの施設はこうした方がいいのではないか?」「こんな施策があれば理想に近づけるね!」と言ってくださる方が増えてくる。そういう住民が増えて行くことこそ、「世論」を作る事につながります。

 その声が行政職員にしっかりと届けば、「住民の多くの皆さんが望んでいるのであればそれはぜひやりましょう!」ということになり、政策へと反映されていくのです。また市長との面会も議員となればしやすくなります。政策実行者の長と気軽に意見交換できるのも大きな利点です。

 たとえば、私は人口減少社会を真正面から捉え、「人口が減ることで、より豊かになる社会の実現のために根本的に町の機能を作り直すべきだ」と考えています。この切り口で物事を捉えなおすと、現状の政策に様々な問題があることが分かります。それを住民と語り、全国的な事例を調べ、議会で発言していく。すると少しずつですが、行政職員の返答も変わってきます。また住民も協力者が増えていきます。地方議員だとそれが行いやすいのです。行政単位が小さいからこそ、世論を作りやすいのだと思います。自分が思い描く理想の町を語り、仲間を増やし、現状を変えて行く。まさにロマン溢れる仕事だとおもうわけです。

 しかし中々物事はうまく進むわけではありません。一人ひとりの意識の変化を促す事はとても容易ではないからです。しかし、若い発想で将来のことを本気で考え、発言している姿はきっと見てくれている方はいます。地方議員で20代の議員は全体で1%しかいません。これから大きく変わりゆく社会を創る若者が少ないのは本当に問題です。だからこそ、議員はロマン溢れる仕事であり、そして子供たちにとってサッカー選手や野球選手と同じぐらい「かっこいい」存在である必要があると思います。私は1年、議員を務め、今地方議員のロマンに気づくことができました。そのロマンを追い求めていきたいと思います。

出典: vpoint.jp

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