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大分の技術にタイ注目 高齢者「みまもりシステム」 病院と連携、介護支援に活用

2018/03/06 22:01
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大分の技術にタイ注目 高齢者「みまもりシステム」 病院と連携、介護支援に活用

 【バンコク浜田耕治】高齢化の波が押し寄せるタイで、大分市の企業が開発したIT技術に注目が集まっている。在宅の高齢者の動きなどをセンサーで検知し、異常を知らせるシステムで、地方の病院と連携して介護支援に活用する取り組みが5日に始まった。タイでは介護者の負担軽減のニーズが高まっており、商機が広がりそうだ。

 「買い物で外出するときも、母のことが心配だった。これがあれば本当に安心です」。タイ中部サムットサコン県の一軒家で、母親(75)と2人で暮らす娘のラッチャニーさん(54)はこう語り、室内に設置された「みまもりシステム」のセンサーを見つめた。

 開発したのは大分市のソフトウエア会社「エイビス」。赤外線センサーで人の動きを感知し、生活反応が一定時間なければスマートフォンの無料通信アプリ「ライン」で注意を促す仕組みだ。ベッドのマット下に敷いたセンサーで振動や圧力を感知し、ベッドから降りようとする動きを事前に知らせるものもある。

 同社の製品は市販のセンサーも活用できるためコストが安いのが特徴だ。タイの地域福祉向上を進める国際協力機構(JICA)の委託事業に採択され、サムットサコン県内の60戸と中核3病院の60床にシステムを設置し、2019年12月までの約2年間、病院側と連携して普及・実証事業に取り組む。

 5日に現地で行われた事業開始イベントで、病院関係者は「高齢者のリスクを減らし、看護師らの負担軽減につながる」と期待を寄せた。タイは22年に65歳以上の割合が14%を超える「高齢社会」に突入する見込み。先進国に比べて高齢者介護の公的支援が少ないため、民間企業の商機も広がる。

 エイビスは昨年10月、タイに現地法人を設立しており、今後はみまもりシステムの現地製造や販路開拓を進める考え。吉武俊一社長は「日本が先行する介護支援のIT技術は必ずタイでも必要になってくる。サムットサコン県で取り組むモデルをタイ全土に広げ、お年寄りのリスク軽減に貢献したい」と話した。

出典: nishinippon.co.jp

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