
アレルギー研究の世界的権威で、6日に92歳で死去した山形大特別招聘(しょうへい)教授の石坂公成(きみしげ)氏の葬儀が10日、山形市のセレモニーホール山形で営まれた。各界から約220人が参列し、アレルギー疾患の原因物質「免疫グロブリンE」を発見するなど多大な功績を残した故人の遺徳をしのんだ。
山形市出身の妻照子さんと二人三脚で取り組んだ研究の足跡などを映像で振り返った後、佐藤孝弘山形市長、嘉山孝正山形大医学部参与、友人の設楽作己弁護士、教え子の斎藤博久国立成育医療研究センター研究所長補佐がそれぞれ弔辞を述べた。
佐藤市長は「先生の功績は世界の医学、免疫学発展の金字塔として、永遠に私たちの胸の奥に刻み込まれる」、嘉山参与は「ノーベル賞に値する数限りない功績を挙げた。先生と奥さまのおかげで何億人もの患者が救われた」と語った。
出典: yamagata-np.jp