藤波氏の裁判は、11年に最高裁が上告を棄却し、有罪が確定。藤波氏は15年に政界を引退、19年10月28日に肺炎による呼吸不全のため74歳で死去した。
藤波氏は手紙で「最高裁の中でしかるべく審理が進められることになるので、いつ結論が出るのか時期は全くわかりません」と上告審が長期化する可能性を示した。
その上で「ご心配をかけて9年目。永い間申し訳ないことであったと存じていますが、もうしばらくだけお時間を賜りますよう切にお願いいたします」と支援を求めた。
国会で議員辞職勧告を求める動きがあることに対しては「『一審無罪』が大きな意味をもっていますので、一切ご心配くださらぬよう」と記した。最後に「国は病んではいけません。国が病まないように、人が幸(さき)く、永遠に幸く暮らすことが出来るように努力をしたい」と結び、政治活動への強い意欲をみせた。
出典: iza.ne.jp