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「忖度」が2冠達成 「卍」を巡って議論も

2017/12/03 10:15
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「忖度」が2冠達成 「卍」を巡って議論も

 同賞は「辞書のプロ」が「今後の辞書に単語や新たな用例が掲載される可能性があるか」という言葉としての定着度を重視して選ぶ。このため、過去2回は、その年に広く流行した言葉を選ぶ、ライバルの「ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社主催)」と異なる結果となったが、今年は初めて両賞の最高賞が一致した。

 選考発表会には、選考委員を務めた三省堂の辞書の編集委員3人に加え、特別ゲストとしてお笑い芸人の水道橋博士も出席。ツイッターやネット上で「新しい使われ方」をしている言葉を募集し、2452通の応募の中から、トップ10を選んだ。

 「忖度」は森友、加計学園問題で話題となったキーワード。「今年の新語」の発案者で選考委員を務めた飯間浩明さんは「できれば(ユーキャン新語・流行語大賞と違う)独自性のあるものを選びたかったが、今年に限っては『事故』のようなもの。忖度を抜きにランキングが成り立たなかった」と説明。飯間さんによると、忖度は、昔から「母の心中を忖度する」など相手の気持ちを推測する意味で使われたが、20世紀末ごろから『有力者の気持ちを推測して気に入られるようにすること』を表す用例が出始めた。そして、今年に入って「忖度が働く」「忖度がはびこる」など文法的にも新しい使われ方が急増したことが「今年の新語」の大賞とする決め手となったという。

 2位は「影響力のある人物」を示す「インフルエンサー」、3位は「インパクトのある言葉」という意味の「パワーワード」で、ともにネット上で多く使われる言葉。新語・流行語大賞で入賞した「フェイクニュース」は5位だった。一方、忖度とともに新語・流行語大賞で大賞となった「インスタ映え」は「インスタグラム」と「映え」の複合語で「使われ方に目新しさがない」としてトップ10には入れなかった。

 また、選考でトップ10に入れるかどうか議論が盛り上がった「卍(まんじ)」「プレミアムフライデー」「熱盛」の3つの言葉を特別に「選外」として発表した。

 「卍」は、SNS上で若い世代を中心に「マジ卍」などと多く使われている。だが、それぞれ、どんな意味かを把握するのが難しい。選考委員の小野正弘・明治大教授は「例を集めれば集めるほどいろいろな意味が出てきて、分からなかった。選考委員が卍になった」と「選外」とした経緯を説明した。

 今年の新語は2014年、飯間浩明さんがツイッターを通じて「今年からの新語」を募集したのが原形。反響が大きかったため翌年から三省堂が主催し、今年で3回目。4日に特設サイト(http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/shingo2017/)で選考委員がベスト10の言葉について辞書風に解説した「語釈」と選評を公開する。

出典: mainichi.jp

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