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日本人こそ知っておくべき熱帯林消失の現状と意味

2017/03/04 3:03
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日本人こそ知っておくべき熱帯林消失の現状と意味

 「熱帯雨林とはそもそもどこにあるのか」  日本では知らない人が多い。  熱帯雨林は南回帰線と北回帰線の間(緯度22.5°北赤道の22.5°南の間)にある熱帯地域にある。(下図1出典NASA)  熱帯雨林は図―2のように低木から高木まで5層の構造を持ち、太陽光と雨をしっかり受け止めている。だから、図―3のように一見して自然の旺盛な息吹を感じさせてくれる。高温多湿の気候、豊富な降雨量、そしてキャノピー(天蓋)構造の下でさまざまな動植物が生息し、複雑な共生関係を作っており、驚くべき多様性を持った生命の森である。 なぜ熱帯雨林が重要か?  熱帯雨林は、地球上の生物種の50%以上が棲息する「多様性のゆりかご」ともいわれている。 熱帯雨林は低木~高木まで5層の構造  地球の表面の5%未満しかカバーしていないが、地球上のすべての生物種の50%以上を保護育成している。しかも、生物種の宝庫であり、全陸地全体の一次生産量の35%を担い、その上、地球全体の炭素の57%を貯蔵している。これを人間が行えば、膨大な資金と時間、技術が必要である。  このように大切な熱帯雨林を私たち人類はその活動により知らず知らずのうちに失っている。世界全体のCO2排出量の削減が叫ばれているが、世界排出量の約20%は熱帯林を中心にした「森林の劣化」と減少によって起こっていることをもっと真剣に考え行動することが求められている。 自然の息吹の天然の熱帯雨林  わずか数千年前には熱帯雨林は、地球上の陸地の表面を12%もカバーしていたと推定されているが、今日では地表の陸地面積の5%未満に減少している。さらに大切なことは、世界の熱帯雨林の3分の2が様々な人間活動によってモザイクのようなかたちで切り離されて存在していることである。  「面」としてつながった森林の状態であれば、自然の総合力、復元力が発揮される。そんな環境ではすべての生き物がみんな「生きいきと生命力旺盛に生き続けられる」が、モザイク状では森林としての抵抗力が弱く、脆弱な森へと徐々に劣化し、最後は消滅につなるという「自然の摂理」への理解が必要である。 日本人として「アジアの森林」を保護再生する意味は  一般の人に「熱帯雨林」を知っていますか?と問うと、ほとんどの人は「ブラジルやアマゾン」を挙る。事実、南米のアマゾン川流域には切れ目のない最大の熱帯雨林が存在している。アマゾンの森の半分以上をブラジルが保有している。その広さは世界の熱帯雨林の約3分の1である。残りの熱帯雨林は熱帯地域で世界中にモザイクのように散らばっている。残りの20%の熱帯雨林はインドネシアとコンゴ盆地に存在している。  私たち「日本人が一番利用する熱帯雨林」はフィリピン、インドネシア、マレーシアなど東南アジアにある。なかでもインドネシアの熱帯雨林は「いま世界で最も急速に森林が失われている地域」である。1960年代まではほとんど手つかずであった熱帯雨林は、1970年代から急速に開発が進み、森は伐採され、農地へ用途転換され続けている。その結果、森林破壊と減少によるCO2の排出量を含めると中国、米国に次いで世界第3位の温室効果ガス(特に二酸化炭素)排出国になってしまった。  単に温暖化という側面よりも、熱帯雨林は地球全体の気流や気候の安定のために重要な役割を果たしている。現実に日本の日常生活でも異常に気付くほどに地球規模の気候変動は日々厳しさを増していて、安全で平和な人類生活を持続させるうえで大きな障害になってきている。  このような事態を緩和し、持続可能な「平和で安全な生活」を守るために私たちにできることは、自然力が最大の熱帯雨林を再生する活動に参加することである。あらゆる分野のすべての人々が「木を植え、森を守り、育てる」という行動を生活スタイルとして始める必要がある。今もこれからも「無料の空気を吸って生かされている」ことへの感謝の行動として「植林」に取り組むことが「明るい未来を創造」する。 0

 熱帯雨林は図―2のように低木から高木まで5層の構造を持ち、太陽光と雨をしっかり受け止めている。だから、図―3のように一見して自然の旺盛な息吹を感じさせてくれる。高温多湿の気候、豊富な降雨量、そしてキャノピー(天蓋)構造の下でさまざまな動植物が生息し、複雑な共生関係を作っており、驚くべき多様性を持った生命の森である。

 地球の表面の5%未満しかカバーしていないが、地球上のすべての生物種の50%以上を保護育成している。しかも、生物種の宝庫であり、全陸地全体の一次生産量の35%を担い、その上、地球全体の炭素の57%を貯蔵している。これを人間が行えば、膨大な資金と時間、技術が必要である。

 このように大切な熱帯雨林を私たち人類はその活動により知らず知らずのうちに失っている。世界全体のCO2排出量の削減が叫ばれているが、世界排出量の約20%は熱帯林を中心にした「森林の劣化」と減少によって起こっていることをもっと真剣に考え行動することが求められている。

 わずか数千年前には熱帯雨林は、地球上の陸地の表面を12%もカバーしていたと推定されているが、今日では地表の陸地面積の5%未満に減少している。さらに大切なことは、世界の熱帯雨林の3分の2が様々な人間活動によってモザイクのようなかたちで切り離されて存在していることである。

 「面」としてつながった森林の状態であれば、自然の総合力、復元力が発揮される。そんな環境ではすべての生き物がみんな「生きいきと生命力旺盛に生き続けられる」が、モザイク状では森林としての抵抗力が弱く、脆弱な森へと徐々に劣化し、最後は消滅につなるという「自然の摂理」への理解が必要である。

 一般の人に「熱帯雨林」を知っていますか?と問うと、ほとんどの人は「ブラジルやアマゾン」を挙る。事実、南米のアマゾン川流域には切れ目のない最大の熱帯雨林が存在している。アマゾンの森の半分以上をブラジルが保有している。その広さは世界の熱帯雨林の約3分の1である。残りの熱帯雨林は熱帯地域で世界中にモザイクのように散らばっている。残りの20%の熱帯雨林はインドネシアとコンゴ盆地に存在している。

 私たち「日本人が一番利用する熱帯雨林」はフィリピン、インドネシア、マレーシアなど東南アジアにある。なかでもインドネシアの熱帯雨林は「いま世界で最も急速に森林が失われている地域」である。1960年代まではほとんど手つかずであった熱帯雨林は、1970年代から急速に開発が進み、森は伐採され、農地へ用途転換され続けている。その結果、森林破壊と減少によるCO2の排出量を含めると中国、米国に次いで世界第3位の温室効果ガス(特に二酸化炭素)排出国になってしまった。

 単に温暖化という側面よりも、熱帯雨林は地球全体の気流や気候の安定のために重要な役割を果たしている。現実に日本の日常生活でも異常に気付くほどに地球規模の気候変動は日々厳しさを増していて、安全で平和な人類生活を持続させるうえで大きな障害になってきている。

 このような事態を緩和し、持続可能な「平和で安全な生活」を守るために私たちにできることは、自然力が最大の熱帯雨林を再生する活動に参加することである。あらゆる分野のすべての人々が「木を植え、森を守り、育てる」という行動を生活スタイルとして始める必要がある。今もこれからも「無料の空気を吸って生かされている」ことへの感謝の行動として「植林」に取り組むことが「明るい未来を創造」する。

出典: vpoint.jp

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