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沖縄の小学生がロボコン日本一に輝いたわけ【子どもの未来を拓くプログラミング教育@沖縄(9)】

2017/12/02 1:30
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沖縄の小学生がロボコン日本一に輝いたわけ【子どもの未来を拓くプログラミング教育@沖縄(9)】

ロボットが大好きな全国の子どもたちが集うロボットコンテスト「World Robot Olympiad(WRO )Japan2017」(NPO法人WRO Japan主催)が9月17日、東京都で開かれました。

大会では、あらかじめ指定されたコースやルールに基づき競技が行われます。コース上にある黒い線をセンサーで読み取りながら自動で進むようにしたり、物をつかんで移動させたりするなど、ゴールまでに必要なさまざまな要素をプログラミングする必要があります。そのため、ロボット製作とプログラム開発の2つの技術で自律型ロボットを作成する力が求められる競技です。

3人が通っている沖縄アミークスインターナショナル小学校では、「自分で考え、学び、行動し、自分の将来を自分で切り開く『自立した子ども』を育てる」を教育理念に、子どもたちに多彩な学習環境を提供しています。その1つとして、タブレットなどデジタル機器の活用、コーディング入門でゲームプログラミングを授業で取り入れるなどICT教育の推進にも積極的に取り組んでいます。

2017年5月に創設されたロボットクラブでは、世界70カ国50,000以上の教育機関で導入されている、教育版レゴ® マインドストーム® EV3を用いて、ロボットプログラミングの学習が行われています。

自身の興味から入部することを決めた黎音さん。インタビュー中も常に目が輝いている姿からは、本当に楽しんで取り組んでいることが伝わってきます。自宅では、弟の黎弥さんと一緒にロボット製作やロボットプログラミングに打ち込むことが多いため、お父さんも学習意欲の高さには驚いているそうです。

チームメンバーの1人でもある柊斗さんは、私が運営する小学生のためのプログラミング入門ワークショップ「Tech Kids CAMP」に参加したことがきっかけでプログラミングに出会い、その後、学校の授業やプログラミングが学べるイベントなどがきっかけで入部を決めたそうです。

実はクラブが創設されたわずか3カ月後の8月にはWROの沖縄地区大会が控えていました。当時ロボットプログラミング経験ゼロだった3人は、それから短くも濃密な時間を過ごすことになったのです。

ロボットクラブが創設されてから3カ月後、沖縄地区予選が開催されました。このときは2名のチームで挑んだそうです。この時点でのロボットプログラミング暦はたった3カ月。十分な学習時間や練習時間があったとはいえない状態でしたが、初出場ながら準優勝を獲得し、全国大会の切符を手にすることができました。

ロボットプログラミングは、プログラミングが完璧でもロボットに不具合があれば思い通りに動きません。もちろん逆も然りです。そのよう中、黎弥さんはどのように練習していたのでしょうか。

自宅での練習は200以上あるパーツを使って一から作る練習もしていたという黎弥さん。間違えやすい組み立て方を繰り返し練習することで、ロボットの仕組みについて理解を深めたようです。

さらに、黎弥さんは「チェック担当」、黎音さんは「ロボットの土台作成やコース試走の順番待ち担当」、柊斗さんは「プログラミング担当」など、自分たちの力が発揮できる役割で練習に臨んでいました。

学習を進めて約4カ月。東京都内の会場には地区予選を勝ち抜いた22チームが集い、大会本番が開催されました。3人はこれまで勉強してきたことや、チームとして頑張ってきた自信から、当日は全く緊張せずに本番に挑めたと言います。

大会では、事前に指定された課題通りにロボットを動かす正確性やスピードを競います。当日に初めて発表される〝お題〟もあるため臨機応変にプログラムを作成する技術力も必要とされます。

大会当日、彼らのチームだけが、その〝お題〟に対応するプログラムが作成でき、無事完走することができ、何と100点満点で優勝することができたのです! 他のチームに大差をつけての優勝でした。

柊斗さんは、自分の役割を完遂するために日ごろから練習の仕方も工夫し、本番を有利に進めることができていました。自身が行うべきことを理解し行動できたことで、しっかり力を発揮できたのかもしれません。

今回の経験を通して大きな成功体験を得ることができた彼らは、ロボットプログラミング学習を通して、目的を達成する上で必要な道筋を立てる設計力や、物事を論理的に考える思考力、そしてプログラミングスキルなどの技術力を身につけることもできたようです。

インタビューを通して、ロボットプログラミングがとても好きだという3人の思いが強く伝わってきました。昔からレゴが好きだった黎音さん。黎音さんが取り組む姿を見て自然とはじめた黎弥さん。プログラミングやモノづくりが好きな柊斗さん。きっかけは違っても、自分が興味を持ったことに本気で取り組んでいました。

そして、途中で投げ出すことなく最後まで頑張れたのは、「アイデアが形になる経験(ロボットが思い通りの動きをする)」「成功体験(練習や大会で上手くできたとき)」など、自らの手で実現できた喜びが子どもたちの「もっとやりたい」という原動力になったのではないでしょうか。

今回彼らをインタビューしてみると、これからの時代に必要とされる「課題を解決する力」や「主体的に物事に取り組む力」などを楽しみながら培っている姿が印象に残りました。プログラミング学習は自由なモノ作りの世界だからこそ夢中になれる環境があります。

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出典: ryukyushimpo.jp

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