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焦点:中国のハイテクベンチャー市場新設計画、国内勢が熱視線

2019/01/13 3:57
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[上海/香港 7日 ロイター] - 中国の習近平国家主席が昨年11月に公表した上海証券取引所にハイテクベンチャー市場を新設する計画が、国内の新興ハイテク企業から熱い期待を集めている。新市場は黒字達成の上場条件が廃止されるなど手続きのハードルが下がり、新規株式公開(IPO)が容易になる可能性があるためだ。ただ市場では、安易なIPOの蔓延はバブルを招きかねないと警戒する声も聞かれる。

リフィニティブのデータによると、中国企業による昨年の全世界でのIPOによる調達額は642億ドルで、全体のほぼ3分の1を占める。しかし上海と深センでの調達は197億ドルにとどまり、香港の350億ドルを下回った。

ピープルネットのタン・ジャンフェン会長によると、ネットワークの情報セキュリティー分野を手掛ける同社は共産党の規制を受けており、海外での上場は不可能。「新市場はわれわれのような企業にとって(資金調達の)絶好のチャンスであり、新市場での上場を計画している」という。

習国家主席の計画発表以降、当局は新市場のルール作りに追われている。中国紙・21世紀経済報道は、1月にルールが公表され、6月までに取引が始まる見通しだと報じた。

新市場は登録制度を備え、IPOの手続きを当局に任せずに済むようになる見通し。現在は手続きに年単位を要している。またニューヨークや香港などの市場ではハイテク企業上場に黒字化の条件を課しているが、新市場は黒字転換前の企業にも上場を認めるとみられる。

投資顧問会社ニュー・アクセス・キャピタルのアンドルー・キアン会長兼最高経営責任者(CEO)は「ベンチャーキャピタル業界に春が来た。この春が一過性のものではなく持続することを願っている」と述べた。

中国ではベンチャー向け市場の「創業板(チャイネクスト)」が15年に高値を付けたものの、その後はメインボードを上回る下落率となっている。また06年に取引を開始した店頭市場「新三板」も流動性不足から苦戦中だ。

TFセキュリティーズの投資銀行部門ディレクター、Liu Guangfu氏は「企業の中核的な技術に目を向けるべきだ。画期的な繁殖技術を持たない養豚業者が上場しようとするなら、ふるい落とす必要がある」と述べた。

UBSアセット・マネジメントの中国株担当エグゼクティブディレクターのZhang Yu氏は、中国の投資家の多くは成熟度が低く、株価は簡単に乱高下すると予想する。

ダオクラウドのロビー・チェンCEOも、新市場創設はハイテク企業にとって朗報と評価する一方、地方政府の多くが新市場での上場に向けて新興企業の誘致を図っており、バブル発生のリスクがあるとの懸念を示した。

出典: jp.reuters.com

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