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熊楠の思想読み解こう 翻字の会が地道な活動

2018/12/05 8:09
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熊楠の思想読み解こう 翻字の会が地道な活動

 和歌山県田辺市の「田辺・南方熊楠翻字の会」が、世界的な博物学者南方熊楠(1867〜1941)の日記や書簡の解読を続けている。熊楠の生前の出版物は少なく、その行動や思想体系を理解するには、保管された膨大な書簡、日記の活字化が重要という。

 同会は2000年1月に発足し、毎月1回、田辺市中屋敷町の南方熊楠顕彰館で熊楠の日記を読み下す会合を開いている。会員は市内外の8人で、大半が60歳以上。近年は新たな入会も少ないという。

 熊楠の生前に出版された本は「南方閑話」「南方随筆」「続南方随筆」の3冊。没後、「南方熊楠全集」が2度出版され、雑誌や新聞に掲載された文章や書簡がまとめれた。日記は1913(大正2)年分まで、「南方熊楠日記」として出版されている。しかし、日記以外にも顕彰館にはまだ活字化されていない膨大な書簡が保管されている。

 熊楠の文字は当て字があったり、崩し文字を使っていたりして読解が難しいとされる。人物の名前の間違いもある。また、植物の名前にはラテン語も使っている。

 同会は毎月の会合で、次回の資料を配布し、1人当たり日記2日分程度を担当。担当箇所を翻字した原稿を事前に事務局に提出し、会合では各自の原稿を参加者全員で読み合わせしている。

 同会は「活動を見学してもらってからでもいい。興味を持ったらぜひ参加していただきたい」と呼び掛けている。会合は毎月第4土曜午後1時から2時間程度。南方熊楠顕彰館または市民総合センター(田辺市高雄1丁目)で開催している。

出典: agara.co.jp

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