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精神障がい者「私宅監置」解消へ活動 当事者と家族を地域で支え 

2018/04/16 20:00
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 精神障がい者を民家裏の小屋や座敷牢に隔離した私宅監置。多くは語られなかった歴史を記録し、見つめ直そうと写真展「闇から光へ」が17日、那覇市の県立博物館・美術館で始まる。主催する県精神保健福祉会連合会(沖福連)などの関係者が14、15の両日、久米島を訪れ、当事者と家族を地域で支えようと先駆的に取り組んだ元保健師、宮里恵美子さん(73)と地域を回った。「本人だけでなく家族を支える地域、社会が不可欠」との訴えは現在にも重く響く。

 復帰前、沖縄は戦争で社会インフラが破壊され、米軍統治下で法律や制度の整備が遅れた。病院は足りず医療保険制度もなかった。治療を受けられないまま状態が悪化する精神障がい者もいた。狭い空間に閉じ込められ「動物以下の扱い」ともいわれる状況下。私宅監置に人間として尊重されるはずの尊厳はなく、日本本土では1950年に禁止されたが、県内では日本復帰まで容認され、市町村が監置所を設置することもあった。

 久米島は地域医療のモデル地区として71年、那覇から派遣された精神科医師らの巡回診療が始まった。巡回は年に3回、1回4日間。医師が不在の間は、宮里さんら保健師が患者の自宅を一軒ずつ毎日のように訪問した。話を聞き身の回りの世話を手伝って患者や家族と関係を築き、治療を支えた。

 「『暴れて手に負えず閉じ込めた』と座敷牢やコンクリートの小屋に20年も入れられていた人もいたが、治療を始めれば落ち着いて普通に家族と過ごせるようになった」と宮里さん。生活が落ち着けば、社会復帰のため家族、地域も巻き込んでソフトボールなどのスポーツや畑作業もできるようになった。これらの活動は79年、県内初の家族会「あけぼの会」の誕生につながった。

出典: ryukyushimpo.jp

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