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“花粉症”やっぱりつらいよ 県内、飛散量は少なめでも|山形新聞

2017/04/16 23:07
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“花粉症”やっぱりつらいよ 県内、飛散量は少なめでも|山形新聞

 花粉の飛散に悩まされることが多いこの季節。民間会社の予測データでは、本県の総飛散量(スギ、ヒノキを含む)は「平年並み」と見込まれたが、予想より少ない飛散量で推移しているという。こうした傾向を反映してか、県内の医薬品取扱店では花粉症グッズの売れ行きはいまひとつ。ただ飛散時期は例年5月上旬ごろまで続くため、もうしばらく我慢の日々が続きそうだ。

 気象情報などを扱う日本気象株式会社(大阪府)の予測値では、本県の今季(おおむね2月中旬ごろ~5月上旬ごろ)の総飛散量は、山形市内の観測地1カ所で1平方センチメートル当たり5971個。過去10年間の総飛散量の平均値は同5100個で、昨季は同7083個だったため、同社は「平年並み」と分析する。

 同社によれば、3月末時点で同約850個で、担当者は「山形は平年並みと予測したが、3月時点では予測より少ない状況」と話す。県衛生研究所で花粉情報などを担当してきた高橋裕一さん(68)は今も独自に調査し、「昨季まで2年連続で飛散量は多かったが、今季の山形は平年よりやや少なめ。寒暖の差が激しいなど天候不順という理由もあり、今後飛散量を見通すのは難しい」と語る。

 県衛生研究所による花粉情報の提供は昨年春で終了し、同研究所はホームページ(HP)で環境省などのサイトを紹介。環境省のHPでは花粉観測システムで随時、情報を更新し、独自の花粉飛散量を掲載している。

 ヤマザワドラッグを運営するヤマザワ薬品(山形市)では、3月初めに各店舗に専用の売り場を設けた。ただ、飛散量は「平年の数倍」とされた昨年ほどではなく、販売の盛り上がりはいまひとつという。「暖かくなって伸びてきてはいるが、昨年は3月の売り上げが多かった」と村山英樹取締役店舗運営部長。一方、定番の内服薬や目薬、点鼻薬、マスクなどに加え、「イオンの力で花粉をブロックするスプレータイプが増えている」と言い、花粉を寄せ付けない商品も注目されているようだ。

 ツルハドラッグ山形宮町店(同)では眠くなりにくい成分入りの薬や、花粉が目や鼻へ侵入するのを防ぐジェルといった人気商品を特設コーナーの目立つ位置に配置した。マスクの売れ筋は、使用感の良いシルク配合のタイプや、50~65枚入りの大容量セット。遠藤建嘉店長は「眼鏡の曇りを防ぐタイプや、あごや頬にフィットして小顔に見えるというマスクも注目されている」と話した。

 花粉症対策はどのようなものがあるのか―。山形大医学部耳鼻咽喉・頭頸部(けいぶ)外科学講座の欠畑(かけはた)誠治教授、鈴木祐輔助教によると、長期的な視点で治療を考えた場合、スギ花粉のエキスを口に含んで花粉症を治す「舌下免疫療法」が有効という。

 従来の免疫療法は注射でアレルギーの原因物質(アレルゲン)を投与していたが、舌下免疫療法はアレルギーの原因となる少量のスギ花粉エキスを舌の下に含み、計画的な投与で体をアレルギー物質に慣らして症状を和らげる。最低でも2年間は毎日の服用が必要で、継続性が重要となるが、自宅でもできる。欠畑教授は「今から始めようとすれば、来季に控えた治療法となる。効果は個人差があるが、完治する可能性がある」とし、「県内の病院でもこの治療は受けられる」と話す。

出典: yamagata-np.jp

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