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豪雪地の努力と工夫~史上1位の肘折ルポ|山形新聞

2018/02/13 2:08
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豪雪地の努力と工夫~史上1位の肘折ルポ|山形新聞

 同日正午ごろ、新庄市から車で同村に向かった。新庄支社に赴任して3年。「大蔵の冬道は走りやすい」という印象があったが、この日ばかりはわだちが残る道をそろそろと進まざるを得なかった。それだけで今季の雪のすごさが分かる。

 村内の湯の台スキー場近くの直線道路に差し掛かると突然、地吹雪で目の前が真っ白になった。車を寄せようにも道路脇には高さ3メートルを超える雪壁がそびえる。「ひゃー」。思わず叫びながらブレーキを踏んだ。

 いつもより20分ほど余計にかかって地区内に到着すると、雪が降る中、あちこちでスノーダンプやスコップを手に除雪をする人の姿があった。無職横山武夫さん(68)は午前4時ごろから作業を始め、午後1時半時点で4回目の除雪だという。「今年はちょっと多過ぎ。参っちゃうね」。62歳まで村の除雪作業員を務めていたが、「これほどの大雪は初めて」と疲れた表情で語った。

 ただ、温泉街に一歩足を踏み入れると除雪が行き届いた歩きやすい道が続く。三春屋旅館の前には、うっすらと湯気が上っていた。温泉の廃湯をパイプで流し、間口の雪を消しているという。温泉街ならではの知恵だ。「温泉の成分が沈着するので掃除が大変だけど、こうでもしないと間に合わない」と三原洋一専務(53)。雪で苦労するのは毎年のことながら「ここまで降るともう笑うしかない」とあきらめ顔だった。

 大雪のためか、旅行者の姿はまばらだ。秋田県由利本荘市から旅行で訪れたフォトグラファー金木亨さん(49)は「雪壁を撮りたくて来たが、こんなに降るとは…」と驚く。一面真っ白な温泉街までの運転に苦労し、ハンドルをいつもより強く握ったという。「着くことができてほっとした」と語り、揚々と撮影に向かった。

出典: yamagata-np.jp

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