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販売の夫婦逮捕、容疑否認 警視庁

2018/02/07 22:00
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販売の夫婦逮捕、容疑否認 警視庁

 C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品を卸売業者に持ち込んだとして、警視庁生活環境課は7日、いずれも住所不定の無職、加瀬芳美容疑者(49)と夫の敬幸(たかゆき)容疑者(43)を医薬品医療機器法違反(模造薬品販売など)容疑で逮捕した。

 捜査関係者によると、両容疑者は「販売したのは本物です」などと容疑を否認している。ただ、敬幸容疑者は逮捕前の任意聴取に「(ハーボニーのボトル容器に貼るための)シールを取りに行ったことはある」などと説明していたという。同課は何者かの指示で偽造品を持ち込んでいた可能性もあるとみており、入手ルートや背後関係を調べる。

 逮捕容疑は昨年1月4日、偽のハーボニーが入ったボトル2本を東京都千代田区神田紺屋町の医薬品卸売業「エール薬品」(廃業)に160万~200万円で販売したとしている。また、2016年8~10月、金沢市の業者に本物のC型肝炎治療薬「ソバルディ」が入ったボトル2本を無許可で販売した疑いもある。両容疑者は覚醒剤や危険ドラッグを使用したとして広島で逮捕・起訴されていたが、同課は身柄を東京に移して逮捕した。

 同課によると、偽ハーボニーはエール薬品で取引され、周辺の防犯カメラの解析から両容疑者が浮上した。同社には他にも複数の人物が偽造品を持ち込んでおり、同課は行方を追っている。

 偽造品が出回った背景には、ハーボニーの薬価の高さに加え、医薬品を買い取る「現金問屋」での本人確認の甘さがあった。今回の問題を契機に見直しの動きが広がった。

 加瀬容疑者らが偽造品を持ち込んだ「エール薬品」は、薬局などから余剰在庫を引き取り、薬を必要とする別の薬局に販売していた。こうした卸業者は「現金問屋」と呼ばれ、東京・神田に約20社が集まっている。

 今回の問題が起きるまで、現金問屋での取引に明確なルールはなかった。買い取りの際、身分証などによる本人確認は義務付けられておらず、エール薬品は医薬品の売買に必要な許可の有無も確認していなかったという。加瀬容疑者らはこうした「ずさんさ」につけ込んだとみられる。

 厚生労働省は今年1月末、取引先の身分や許可の確認を卸売業者などに義務付ける改正省令を施行した。今回の問題では、ボトルの中身がすり替えられていたため、ハーボニーの製造元は昨年3月から、ボトルでの販売を中止。1錠ずつの個別包装に切り替える対策を取った。

出典: mainichi.jp

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