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重慶市前トップ・孫氏、失脚か 習氏後継争い混迷

2017/07/16 21:24
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重慶市前トップ・孫氏、失脚か 習氏後継争い混迷

 【北京・相本康一】中国の最高指導部が大幅に入れ替わる共産党大会を秋に控え、人事を巡る動きが激しさを増してきた。重慶市トップの市党委員会書記解任が判明した孫政才氏(53)について、香港各紙は16日、「重大な規律違反の疑いで調査を受けている」と報じた。次世代リーダー候補と目されてきた孫氏の失脚が事実なら、習近平国家主席(党総書記)の後継レースの行方を左右する。

 農業相や吉林省トップを歴任した孫氏は、49歳だった2012年、25人しかいない党政治局員に昇格。党長老の評価が高い実務家とされ、嘱望されてきた。

 解任を伝えた国営通信新華社の報道では、異動先が明記されていない上、新しい担務起用を示唆する「別途任用」の文字もなかった。香港紙によると、孫氏は14日、全国金融工作会議出席のため北京入りした後に連行され、党中央規律検査委員会の調査を受けているという。15日にかけて開かれた同会議を伝える国営テレビのニュースでも、孫氏の姿は確認されていない。

 調査の理由は、妻の腐敗疑惑との関連などが指摘されている。政治局員の失脚なら、一時、習氏のライバルとされ、12年に失脚した薄熙来・元重慶市党委書記=収賄罪などで無期懲役が確定=以来の政変になる。

 習氏の場合、07年の党大会で最高指導部である党政治局常務委員(当時9人)に李克強氏(現首相)と同時に選ばれ、次期最高指導者との位置付けが明確になった。12年に党トップの総書記に就任した。

 慣例通り、習氏の任期が2期10年ならば、22年の禅譲を念頭に、今年秋の党大会で「ポスト習」候補が常務委員に選ばれる。これまでは、政治局員で2人しかいない1960年代生まれの若手、広東省党委書記の胡春華氏(54)と孫氏の2人が有力視されてきた。

 孫氏の今後が不透明になる中、約200人いる党中央委員ながら、孫氏に代わって重慶市トップに抜てきされた陳敏爾氏(56)が後継レースに割り込んできた形だ。習氏の浙江省時代の部下で、貴州省党委書記として貧困対策など習氏が重視する政策を忠実に展開し、信頼が厚いとされる。

 ただ、今回の党大会では後継者をあいまいにし、習氏が22年以降もトップにとどまるという見方も消えない。「党主席」といった新たなポストを設け、習氏が就くという臆測もある。

 「習氏は、共産党体制をいかに維持するかを最優先に考えている」と外交筋。さまざまな思惑が交錯する中、秋に向けて党内の権力闘争は加速している。

出典: nishinippon.co.jp

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