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高円宮妃久子さま、がん撲滅サミットに出席

2015/06/09 10:24
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高円宮妃久子さま、がん撲滅サミットに出席

 日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなると言われており、あらゆる病気の中で最も死亡率が高いとうかがっております。1981年より日本人の死因第1位を占めており、国民病ともいえるかもしれません。がんは全身のあらゆる部位で発症いたしますし、初期には自覚症状がないため、今でも発見されたときには既に進行していて、治療が遅れるケースが多くあります。しかし、早期発見により、完全に治療、治癒することも可能な病です。

 医学とがんの闘いは実に長い歴史を持っており、がんの最初の記録は紀元前1500年ごろの古代エジプトの医学書にあります。そして紀元前1400年ごろ、古代ギリシャのヒポクラテスががんに蟹(かに)を意味するカルキノスという名前をあてがえました。その数百年後に医学論を書いた学者のアウルス・コリネリウス・ケルススがカルキノスをキャンサーとラテン語に訳したのです。英語では今でもがんのことをキャンサーと呼びますが、発がん物質を意味するカルシノシンはヒポクラテスのカルキノスが語源です。

 これだけ長く闘っているのですから、がんは医学にとって永遠のテーマであり、人類は終わりなき闘いを繰り広げていく運命にあるのかもしれません。進化医学の出番も増えるのかもしれません。

 いずれにしろ何事においても、攻めなければ負けしかない中、撲滅を目指すぐらいの意気込みが必須と感じます。同じ志を持った多くの人間が同じ方向に動けば、大きなエネルギーがうまれます。かかげておられる目標の中でも、特にがん最先端医療において個々の患者治療へ直結する医療のベストミックスを早急につくりあげていくことは重要であり、医師力を増進するのは当然として、患者力の向上を目指すのは実に意義深いことと考えます。

 がんに関する先端医療や名医に関する情報を発信することや患者主体の治療が出来る社会を再構築すること、患者や家族が的確な決断の出来る医療社会を再構築することなど、患者とその家族の立場にたって考えるのは日本の医療の本質ではないでしょうか。

 インターネットを駆使したシステムや遠隔医療、遠隔治療などを含む医療は日本のみならず医療の十分ではない地域に希望の光となることでしょう。その昔、医学においては視野を広く持つことが普通でしたが、研究がめざましく進み、医学が進歩した今日では分野ごとに孤立してしまっています。人間は社交的な動物であり、優れたコミュニケーション能力を有していますので、新しい時代の医療にはみながアクセスできる引き出しの多い総合的に意見交換が速やかにできる環境が整備されることを期待しています。

出典: asahi.com

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