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高梨、雪辱の銅 4年間「諦めなかった」

2018/02/13 1:44
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高梨、雪辱の銅 4年間「諦めなかった」

 【平昌・江連能弘】平昌冬季五輪で12日に行われたノルディックスキー・ジャンプ女子で、高梨沙羅(21)=クラレ=が銅メダルを獲得した。今季、思うようなジャンプができずに結果が出ない中で、心の支えにしてきた言葉がある。「焦らず、慌てず、諦めず」。初めて五輪に女子ジャンプが採用されたソチ五輪では、結果を出したいとの重圧から周りが見えなくなり、4位に終わった。それから4年。目標の金メダルこそならなかったが、成長した姿を見せた。

 この言葉は、高梨が2013年からサポート契約を結ぶ担当栄養士から伝えられた。「最後の『諦めず』が一番重要。そこをしっかり自分の心に留めている」と高梨はかみしめる。

 世界各地を転戦する最高峰の国際大会であるワールドカップ(W杯)で、高梨は昨季までの90試合で53勝、79試合で表彰台に上がるなど圧倒的な女王として君臨していた。しかし、今季は欧州勢の躍進と自身の不調が重なって一勝もできず、大差で敗れる試合も続いた。

 過去に味わったことのない困難が、よりによって照準を定めてきたはずの五輪シーズンに降りかかった。それでも今季は、前向きな言葉を繰り返した。納得がいかないジャンプになった直後は落ち込んだ表情を見せることがあったが、試合後の報道陣の取材に対してはプラスの要素を探して口に出し、感情の起伏をコントロールしていた。

 4年前はソチ五輪が近づくにつれてピリピリとした緊張感が高まり、周囲を寄せ付けない雰囲気を醸し出していた。それまでには口にしなかった「勝ちたい」という言葉も、親しい関係者の前では使っていた。結果的に、自分の言葉で自分を追い詰めることになり、大会後には「いつもと同じような気持ちで臨んだが、思い通りに飛べなかったということは、自分のメンタルが弱かったのだと思う」と話した。

 今回はそんな気負いも見せず、平昌入り後は、練習中にサインや写真撮影を求める韓国人ボランティアにも笑顔で応じた。金メダル獲得は難しいとの見方があっても、最後まで諦めることなく調整を続けた。

 4年前の敗北から「自分のピークを大事な試合に持っていく力が欠けている」と、精神面の弱さが課題であることを学んだ高梨。「緊張は4年前よりあった。ソチの悔しさははね返せたけど、また新たな目標ができた。今度こそ金メダルを取りたい」。極寒の中でプレッシャーをはねのける姿を世界に見せ、さらなる成長を誓った。

出典: mainichi.jp

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