ジャージー・ボーイズ::カイル・イーストウッドに聞く「物語の面白さから音楽も気に入ってもらえる」

2014/09/27 8:03

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 クリント・イーストウッドさんが監督した33本目の映画「ジャージー・ボーイズ」が、27日から全国で公開される。今作は、演劇界の最高峰、米トニー賞のミュージカル部門で最優秀作品賞など4部門に輝いたブロードウエーミュージカルの映画化で、1960年に結成され、その後、「シェリー」や「君の瞳に恋してる」などのヒット曲を生みだした4人組のポップグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の栄光と挫折、再生の模様を描いている。音楽を担当したのは、イーストウッド監督の息子で、自身もベーシストとして活躍するカイル・イーストウッドさん。今作の話を聞いたとき、いつものクリントさんの作品とは「毛色が違う」と感じたという。そのカイルさんが、ブルーノート東京(東京都港区)での自身の公演の合間を縫ってインタビューに応じ、映画の魅力を語った。

 「僕の役割はそれほど大きくないんだ。というのも、基本的にはザ・フォー・シーズンズの既存の曲を使っているからね」と話し始めたカイルさん。父クリントさんからは、「ドラマチックなシーンを盛り上げるような曲と、既存の曲を使わない部分で背景に流れる曲を」と依頼された。映画の冒頭と最後に流れる「1963年12月(あのすばらしき夜)」は、カイルさんが、ザ・フォー・シーズンズの曲をアレンジした。そういった経緯を話しながら、映画について「ものすごくいい出来だと思う。ストーリー的にも面白いし、出てくるグループの成り立ちも興味深い。(メンバーの)ボブ・ゴーディオ(映画で演じるのはエリック・バーゲンさん)は、本当に素晴らしいソングライターだったと思うし、そこに、フランキー・バリ(同ジョン・ロイド・ヤングさん)の特徴ある声が加わったことで、優れたポップミュージックになっていたと実感したね」と、完成度の高さを指摘する。

 とはいえ、イーストウッドさんが今作の監督を務めると聞いたときは、「いつもの作品と毛色が違う、いわゆる典型的なイーストウッド作品とは違うものになるだろう」と思ったという。息子の目に父は、「ここ15年ほどは、最もいい作品を作っている」ように映り、作品選びにおいても、「商業的に成功するかどうかはあまり考えず、自分が情熱を傾けられるものを選んでいる」と感じていた。それだけに、「そもそも音楽が好きな人だし、ミュージシャンの人生を語るような作品が好きだから、いい作品になるんじゃないか」と興味をそそられたという。

出典: rss.rssad.jp

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