丸か四角か?さい銭箱の穴の形 目の錯覚利用、赤磐の神社に奉納: 山陽新聞デジタル|さんデジ

2018/09/02 1:24

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 丸が四角に四角が丸?―。赤磐市石上の石上布都魂(いそのかみふつみたま)神社に、思わず見つめてしまう「さい銭箱」がお目見えした。明治大の杉原厚吉特任教授(70)が奉納した“作品”は目の錯覚を利用。さい銭が入る穴の形が、奥にある鏡には逆に映ってしまう不思議な光景に、氏子らからは「なぜ?」の声が寄せられている。

 目の錯覚を数学的に解明する「錯視研究」の第一人者、杉原特任教授が奉納したさい銭箱「変身立体」は幅60センチで高さ70センチ、奥行き30センチ。本体は木製だが、投入口は銅製で特殊な形状に加工している。

 鋳造した銅板(縦30センチ、横60センチ、厚さ1・5センチ)の中央から左半分は直径3センチほどの丸、右半分は四角い穴が連続する幾何学模様となっており、鏡に映るとなぜかその位置が入れ替わって見えてしまう。

 杉原特任教授によると、目の錯覚は、人間の脳がだまされて起こる現象。波のような凹凸のある立体をある角度から眺めると、その姿が反転してしまうという。

 同神社が来年、復興350年を迎えることを物部明徳宮司(63)から聞いた杉原特任教授が節目を祝うとともに、錯視への理解を深めてもらおうと8月上旬に奉納した。

 杉原特任教授は「歴史ある神社で多くの方々に作品を見てもらえるのはうれしい。脳と目の機能の複雑さや数学の奥深さを考えるきっかけにしてほしい」と話している。

出典: sanyonews.jp

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