仏鉄道、トイレにまで警察が 欧州、難民の押し付け合い

2018/08/26 20:19

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 イタリアとフランスの国境をまたぐ、フランス国鉄の路線。車窓には紺碧(こんぺき)の地中海が広がる。アフリカからボートで地中海を渡り、イタリアに着いた移民や難民が、さらに欧州内部を目指すルートの一つだ。

 7月、記者が乗り込んだ電車がイタリア側のベンティミリア駅から出発して8分後。フランス側のマントンガラバン駅に停車すると、2人組のフランスの警察官が乗り込んできた。

 乗客の顔を一人ずつ確認して回る。トイレのドアが閉まっているのに気づくと、「誰が入っているんだ」と怒鳴った。白人の女性が慌てて「私の息子です」と訴えると、警官は降り、電車は出発した。

 「不法移民を探しているんです」。現地で難民支援のNGOに携わるアニエス・ルロルさんはいう。フランスは難民申請を自国でさせないよう、国境越えを狙うアフリカ人を見つけては、イタリアに送り返す。2015年のパリ同時多発テロ後に国境管理を強化。治安維持が目的だったが、「今は移民の規制に使っている」とルロルさんは話す。

また、お読みください。 移民・難民、押し寄せるスペイン イタリア拒否でシフト

出典: asahi.com

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