囲碁名人戦 第3局2日目ダイジェスト

2014/09/26 9:35

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囲碁名人戦 第3局2日目ダイジェスト

 解説の高尾紳路十段は「黒に楽しみが多い局面。白は全局的に薄いですね」と話す。コウ争いをしているうちに黒が徐々に手厚くなってきたからだ。白はコウダテが少ない。

 対局地の定山渓温泉は、豊平川の両岸にホテルや旅館が立ち並ぶ観光地。清流の地にふさわしく、古くから「かっぱ伝説」が伝わる。そんな土地をPRするゆるキャラが「かっぽん」だ。

 定山渓観光協会によると、かっぽんの本名は「定山河童小吉兵衛(じょうざんかっぱこきちべぇ)」。札幌市南区の特別住民票も持つ。温泉地らしく、おけとタオルがトレードマークだ。観光協会の担当者は「ほおが赤いのは、温泉につかっているから」。なかなか設定が細かい。

 2人は軽妙なトークで観客の笑いを誘いながら現局面を解説。一例として、下辺の白の一団が取られる代わりに左辺の黒を取るフリカワリについても言及したが、「でも、何をやっているのか、よく分かりませんね」「そうね、分からないねえ」。難解な局面が続いているようだ。

 昼食休憩を挟んで井山名人が88手目を着手。まだ下辺での折衝が続くかと思われたが、名人は92手目に右下のツケコシ。高尾十段は「どうしてこのタイミングなのか。理由がわからない」と頭を抱えている。両対局者の虚々実々の駆け引きが繰り広げられている。

 2日目午後の戦いが始まった。これから終局まで、もう休憩はない。手番の井山名人は10分ほど前には対局室に入り、前傾姿勢で盤面を見つめている。河野挑戦者は2分前に入った。

 井山裕太名人(25)に河野臨九段(33)が挑戦する第39期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)第3局は26日、札幌市南区のホテル「翠山亭倶楽部定山渓」で対局が再開し、2日目に入った。ここまで1勝1敗。北の大地での一局を制して先行するのはどちらか。

 午前9時、立会人の武宮正樹九段が「では、時間になりましたので、封じ手までお願いします」と告げ、両対局者が1日目の手順を並べかえした。挑戦者が封じた59手目は左下、「7の十六のツケ」。検討陣が候補に挙げていた手の一つで、場合によっては右上の黒三子の逃げ出しを視野に入れた一着だ。予想していたのか、名人もほどなく応じ、一気に65手まで進んだ。

 対局の模様は、朝日新聞デジタルの囲碁のページ(http://www.asahi.com/igo/)を通じて棋譜や、「ニコニコ生放送」をご覧になれます。

出典: asahi.com

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