墜落事故で失った娘へ 完成まで15年、千羽鶴を2人に

2018/08/12 4:56

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 日本航空のジャンボ機が1985年に墜落し、520人が犠牲になった事故は12日、発生から33年を迎えた。墜落現場となった群馬県上野村の御巣鷹(おすたか)の尾根には早朝から遺族や関係者が集まり、山道を登った。尾根の斜面に点在する犠牲者の墓標や、「昇魂之碑(しょうこんのひ)」の前で手を合わせた。

 大人びた長女の知美さん(当時16)と、明るい次女薫さん(同14)を亡くした。姉妹は親戚宅から帰宅するため123便に乗っていた。親戚が撮った8ミリビデオに、羽田に向かう姿が残っていた。数時間後に人生を終えるとは思えない、愛らしくて、無邪気な笑顔だった。

 一番怖いときに、そばにいてあげられなかった。悔いて、自分を責めた。自宅にいると姉妹のことを思い出してつらいから、引っ越しをした。アルバムを捨てようとしたこともある。つとめて、姉妹のことを考えないように暮らした。

 およそ15年前。たまたま立ち寄った文房具店で、折り紙が目に入った。1人で千羽鶴を折れば「ごくろうさん」と夢に出てきてくれるかもしれない。ふと、そんな思いがこみ上げた。やっぱり会いたい。

 一人のときに居間の机でこつこつと折っては、押し入れの箱にしまった。作業していると姉妹に会いたい気持ちが高まって、ふさぎこみ、作業は何度も中断した。

出典: asahi.com

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