夏休みは親子で県内美術館巡ろう 子ども向け展示やイベント多彩: 山陽新聞デジタル|さんデジ

2018/08/12 2:20

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 夏休みまっただ中。野山を駆け回る子どもたちの姿も夏らしいが、今年は記録的な暑さで、外遊びは不安も残る。岡山県内の美術館では、子どもが楽しめる展覧会やイベントがめじろ押し。厳しい日差しを避け、親子でアートを楽しんでみては―。

 夏の風物詩と言えば肝試し。林原美術館(岡山市北区丸の内)の「夏休み ちょっとコワイ美術展」(9月2日まで)は日中でも「こわーい」と涼感を味わわせてくれる。

 館内ではギラリと妖しい光をたたえた南北朝時代から江戸期の刀剣が出迎えてくれる。中には実際に人体で切れ味を確かめたものも。ほかにも「平家物語絵巻」の物の怪(け)や生首の登場シーン、地獄を描いた軸、恐ろしい形相の般若面など、「怖い」をテーマに収蔵品から選び抜いた31点がずらり。

 古代中国の「廿四孝図画帖(にじゅうしこうずがちょう)」はひと味違う恐ろしさ。親孝行な24人をたたえているはずが、中年になっても幼児の身なり、振る舞いで親に老いを感じさせないようにしたり、貧しい中で老親を養うため、わが子を埋めようとしたり…。親子で恐怖を感じられそうだ。

 勝央美術文学館(岡山県勝央町勝間田)の「すごい! ORIGAMI」(同9日まで)は、折り紙作家が手掛けた鳥や昆虫、竜など“超絶技巧”の約100点が並ぶ。中でも複数を組み合わせ、40センチを超えるティラノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜の骨格を表現した作品は迫力満点。折り紙の体験コーナーもあり、野村英子学芸員は「数時間熱中する親子もいる。身近な折り紙の奥深さを楽しんで」と話す。

 妖精の森ガラス美術館(岡山県鏡野町上斎原)の「Glass Zoo」(10月8日まで)は岡山市在住のガラス作家有松啓介さんら3人が、愛らしく涼感誘うガラスの動物約50点を並べる。

 本物そっくりに彩色した魚拓を水族館風に展示するのは瀬戸内市立美術館(瀬戸内市牛窓町牛窓)の「せとうちアート水族館」(26日まで)。猫を描いた浮世絵、絵画約200点を並べた岡山シティミュージアム(岡山市北区駅元町)の「アートになった猫たち展」(9月2日まで)、南国の鳥やチョウを工芸菓子で表現する岡山・吉兆庵美術館(同市北区幸町)の「お菓子でつくる 世界の花と鳥と昆虫展」(13~26日まで)などもあり、複数の館を巡り、見比べてみるのも楽しそう。

 ゆっくりと名画を鑑賞するなら、県立美術館(同市北区天神町)で開催中の「ポーラ美術館コレクション」(26日まで)。モネやルノワール、マチス、ピカソら、教科書に登場する巨匠の絵画72点を紹介する。21~24日には、中学生らの美術館レポート作りを支援するイベントも開催。同館は「楽しみながら宿題もできて一石二鳥」とアピールする。

 大原美術館(倉敷市中央)は、多彩なアート体験で子どもを引きつける「チルドレンズ・アート・ミュージアム」(25、26日)を今年も実施。色とりどりの粘土で造形したり、ロダンなどの野外彫刻のポーズを取り入れたダンスを踊ったり、モノクロに加工した名画のコピーにマスキングテープで色付けするなど17のプログラムを用意する。

出典: sanyonews.jp

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