日本人の月面着陸構想も…NASAが目指す月周回基地建設:イザ!

2017/09/03 1:14

5 0

 NASAは今春、1960~70年代のアポロ計画以来となる有人月探査構想「深宇宙探査ゲートウエー」を明らかにした。大型ロケットSLSで宇宙船オリオンを打ち上げ、月を周回する基地に毎年4人の飛行士が15~90日間滞在するものだ。

 国際宇宙ステーション(ISS)に続く有人基地と位置付け、国際協力で技術を蓄積し、30年代に実現を目指す有人火星飛行の中継地として利用するのが狙いだ。周回軌道は重力が小さいので、出発時に宇宙船の燃料を節約できる利点がある。

 米国は10年以上前から月面開発や小惑星探査を検討してきたが、いずれも中止に追い込まれた。今回の構想はこれらの実現手段だったSLSやオリオンの開発を継続し、基地の推進装置には小惑星探査の技術を使うなど従来の路線を引き継ぐ内容となった。

 宇宙探査に詳しい会津大の寺薗淳也准教授は「中止した計画が全て無駄になると、科学者や技術者の士気が低下するため、過去の遺産を生かす相当な妥協の中で作られたのではないか」とみる。

 火星飛行の中継地に使うシナリオも不自然だという。地球から火星までの距離は5千万キロ以上もあり、38万キロしか離れていない月に中継地を造っても、地球から出発するのとほとんど変わらないからだ。

出典: iza.ne.jp

カテゴリページへ

Loading...