林芙美子記念室リニューアルオープン 女性作家の生涯、遺品でたどる 複製新たに50点

2015/02/28 2:52

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林芙美子記念室リニューアルオープン 女性作家の生涯、遺品でたどる 複製新たに50点

 小説「放浪記」で知られる作家・林芙美子(1903~51)の生涯を資料や写真で紹介する「林芙美子記念室」が28日、北九州市門司区の旧門司三井倶楽部(くらぶ)2階の同じ場所でリニューアルオープンした。95年に市が開設した「記念資料室」を改装し、広さを約2倍の160平方メートルに拡大。東京の博物館などが所蔵する原稿など約50点の複製を新たに制作し、展示品も約150点に倍増させた。

 林芙美子は幼少期を今の北九州市で過ごしたとされる。貧しさと放浪を経て流行作家となった体験などを基に、戦前から戦後の混乱期にたくましく生きる庶民を描き続けた。

 リニューアルは市が2014年度、「林芙美子文学賞」を創設したのを機に企画した。約60枚のパネルで芙美子の生涯や作品を時系列で紹介。東京・新宿区に自宅があった縁で多くの資料を収蔵する新宿歴史博物館の協力で作った「浮雲」の自筆原稿の複製のほか、従軍作家時代の手帳や旅券のレプリカも展示した。広島県尾道市が所蔵する作家時代の机の複製を作り、書斎も再現した。

 北九州市立文学館の小野恵学芸員は「激動の時代に自立して道を切り開いてきた生き方や、庶民に寄り添った作品は現代の人も共感できるはず。作品を読むきっかけにしてほしい」と話す。入館料100円。年中無休。門司港レトロ総合インフォメーション=093(321)4151。

出典: nishinippon.co.jp

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