老舗タクシー「京聯」が民事再生手続き 滞納した社会保険料の返済めど立たず:イザ!

2015/03/31 23:35

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 老舗タクシー会社の京聯(きょうれん)自動車(京都市南区)は31日、京都地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。経営自体は黒字化が見込まれていたが、滞納していた社会保険料約2億円の返済のめどが立たなかったという。負債総額は約10億2千万円で、今後は乗務員の雇用を維持しつつ自主再建を目指すとしている。

 同社は昭和13年に京都で創業、グループ企業の中核社として、従業員181人で194台のタクシーを保有し、修学旅行生や観光客を中心に営業していた。

 同社や代理人弁護士などによると、グループ本体の京都交通が、平成16年に会社更生手続きを開始、京聯がタクシー部門を引き継いだ。その後、タクシーが供給過剰となっている都市部でタクシー会社に台数制限を義務付けた規制緩和の影響などで一時経営悪化したものの、最近は改善の傾向にあったという。

 一方で、年間約7千万円の社会保険料の滞納が延滞金も含め約2億円とふくれあがり、このうち約4500万円について、日本年金機構から4月の返済を求められ、「これを乗り越えるのは困難」と民事再生手続きを決めたという。

 同社の今井利一取締役は31日、京都市内で会見を開き、「滞納の開始時期など詳細はわからないが、分割での完納を目指す。ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。

 申立代理人の森川明弁護士は「滞納した側が悪いのは間違いないが、有力な公共交通機関の破綻の原因が社会保険料の徴収になるのは残念。日本年金機構も配慮してほしい」と述べた。

出典: iza.ne.jp

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