腕組む金正恩夫妻の映像公開 脱閉鎖国家へイメージ戦略

2018/06/23 1:31

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 北朝鮮の朝鮮中央テレビは21日夜、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が19、20両日に訪中した際の記録映像を公開した。正恩氏と妻の李雪主(リソルチュ)氏が腕を組む映像も流した。中朝両国は今回、正恩氏訪中をいち早く報道。いずれも、「閉鎖国家」のイメージから脱却するための北朝鮮の戦略とみられる。

 記録映像は40分余り。19日の北京到着時、専用機からタラップで降りる際、夫妻が腕を組む姿を公開した。脱北した元幹部によれば、北朝鮮では父の金正日(キムジョンイル)総書記時代まで、平壌市でも夫婦や恋人が手をつなぐだけで警察当局などに「ブルジョア的」「退廃した資本主義者のようだ」などと注意されたという。元党幹部は「新鮮な指導者、開かれた国を強調する狙いがある」と語った。

 一方、正恩氏の今回の訪中では、中国メディアが同氏到着直後に報道を開始。北朝鮮も翌20日朝に訪中を伝えた。北朝鮮は6月12日の米朝首脳会談の際も、正恩氏の帰国前から報道を始めた。北朝鮮は従来、外遊した最高指導者の帰国まで相手国に報道の自粛を求めていた。

 中朝関係筋によれば、北朝鮮は中国との事前協議で「閉鎖国家というイメージから脱皮を目指したい」という意向を表明。中国にも大国として北朝鮮を正常な外交を行う国家として認める姿を世界に示して欲しいと訴えたという。

出典: asahi.com

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