B787バッテリー発煙、原因特定至らず 安全委報告書

2014/09/25 3:34

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B787バッテリー発煙、原因特定至らず 安全委報告書

 全日空のボーイング787型機が昨年1月、山口宇部から羽田への途上でバッテリーから発煙し、高松空港に緊急着陸したトラブルで、国の運輸安全委員会は25日、冬の寒さによるバッテリーの劣化や瞬間的な高電圧が重なり、内部がショートした可能性があるとする調査報告書を公表した。ただ、発端と考えられる現象の痕跡は見つからず、原因特定には至らなかった。

 787型機には、旅客機では初めてリチウムイオンバッテリーが本格採用され、GSユアサ(京都市)が製造。バッテリー内部を満たす電解液は、低温で粘り気を持ち、電気を伝えるリチウムイオンがスムーズに動けなくなって、金属リチウムとして、電極の表面にとげ状に付着する「析出(せきしゅつ)」が起きやすい特性があった。充電時などに瞬間的な高電圧がかかったことなども加わり、プラスとマイナスの電極が金属リチウムでつながり、ショートして過熱したと推定した。

 今回、電池内部が熱で溶け、析出の痕跡は確認できなかった。だが米国家運輸安全委員会は検証試験で析出に似た現象を確認。787型機の同種トラブルは日米でほかに2件あり、ともに1月に発生していることから、日本の運輸安全委は全日空機でも「低温で『析出』が発生した可能性がある」と判断した。

出典: asahi.com

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